アラブの名文、諺『〇〇の息子/娘』(中編)


olfa

こんにちは!EcomのOlfaです。今日は、先週紹介した『○○の息子/娘』というシリーズの続きになります。

 

David Allan Brandt_photography2 

写真:David Allan Brandt

 

その4:إبن حكومة
「イブン・フク―マー」(政府の息子)

こう呼ばれる人には基本的に、あまり言いがかりしない方がよいです(笑)
なぜなら、「政府の息子」とは「よくわからないけど偉そう」「偉いふりをしている人」に対して使う言葉だからです。親などに守られすぎている人も、この中に入りますね。とにかく、こういう人には関わらない方が安心です。
先ほどの「学校の息子」はもっと性格や精神を説明する言葉で、「政府の息子」はより社会的なステータスや職業を説明する時に使います。

 

その5:إبن حسب و نسب
「イブン・ハスブ・ワ・ネセブ」(貴族の息子)

このフレーズは、リズムが面白いですね^^
「イブン・ハスブ・ワ・ネセブ」はとても良い子のことです!主にしつけの部分を表します。直訳では「良い家族の息子」なので、イメージとしては性格も態度も、外見も良い人です。教育レベルが優れていて一般的な振る舞い方ができる、感じの良い人ですね。非常に尊敬できます。

 

その6:إبن بلد

「イブン・ベレド」(都市の息子)

「都市」を意味する「بلد」は、アラブ人にはとても大事な言葉です!アラブ世界には色んな地域があるので、町はとても重要だと思われています。広い砂漠地域、遊牧生活をする民族城塞都市…。その中で「都市」という言葉は、「ちゃんと作られた物、社会に帰属する物」というメタファーになっています。現在はあまり使いませんが、このフレーズにはその意味が残っています。

つまり、「都市の息子」と言えば教育の高い人、伝統を守る賢い人、という意味になります。または大らかな人や哲学者などの「心が広い、頭が良い」というイメージも含まれます。

 

その7:إبن إدم
「イブン・アダム」(アダムの息子)

アダムとは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教で最初の人間として登場するアダムのことです。
「イブン・アダム」も大まかに言えば「偉い人」という意味ですが、ニュアンスは上と違います。
アダムとは心が優しい人を表します。もちろん聖書によると、アダムには重い罪があります。ただし罪は1つだけで、しかも彼は最初のオリジナルな人間です。
なので、地球にいる私たちが「إبن إدم」と言われたら、それは「尊敬するべき人」という意味になります。間違えることはあるけれど、心が白くて優しい人間、本当に良い人です。
ちなみに、たまに名前のわからない男性を呼ぶ時にもこのフレーズを使います。「يا إبن آدم !ヤ・イブン・アダム!」と言えば「ほら、あなた!」という意味になります

アラブの名文、諺『〇〇の息子/娘』

『○○の息子/娘』というフレーズはまだあるので、また来週紹介します!

今回の記事いかがでしたか?
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