スペイン最大のイベント、新国王フェリペ6世の戴冠式(後編)


Ecomスペイン語講師Ana

 

こんにちは、EcomのAnaです。今日は前回の記事に続いて、フェリペ6世の戴冠式についてレポートします。(前編を読んでいない方はコチラへどうぞ)

新国王はそれから、スペインの新しい君主としてスピーチを行いました。多くの人が、このスピーチを待っていました。ご存知のようにスペインは経済危機もあって、この5年間で社会が大きく変わりました。彼がこのようなスペインの変化に対してどう考えているかを聞くのは、このスピーチが初めてだったのです。
王室はいつも人気があります。しかし最近は、フェリペ6世の姉であるクリスティーナ王女とその夫を巻き込んだスキャンダルもあって、国民の信頼を失っていました。そのため、彼は「新しい時代の新しい国王」になりたいと言っています。王室のイメージを回復することが求められていますからね。

 

スペイン最大のイベント、新国王フェリペ6世の戴冠式(後編)
スピーチの内容を少しお話しますね。フェリペ6世はまず両親への感謝と、今まで数十年間スペインの君主を務めたことへの賞賛を述べました。
その後は、スペインの統一と多様性について話しました。これは以前のブログでも紹介した、カタルーニャ州やバスク州の独立運動を意識しているのでしょう。実際、これらの州の代表が新国王を承認する時に拍手をしなかったことで、大きな議論になっています。
国王はさらに、社会の混乱について触れました。またテロの犠牲者や、スキャンダルが続く政府についても、真剣に話していました。
彼のスピーチは、とても感情が入っていました。スペイン人であることに誇りを持っていて、国民が自分を信頼してくれるように働こうと思っているのが伝わりました。

特に印象的だったのは「今、市民は私たち(政治の関係者)が行動で道を示すことを望んでいる」という言葉です。また、ドン・キホーテのセリフを引用して「(私は)他の人よりも行動しなければ意味がない」とも言いました。
(A man is not worth more than another man if he does not do more than him)

スピーチの様子はコチラになります。

 

宣誓の後はマドリードの市内へ行き、彼を待っている市民へ挨拶をしました。それから王宮のバルコニーで、パーティーが始まる前にもう一度国民へお辞儀をしました。
スペインは今でも君主制を支持する人と、共和国制へ変えるための国民投票を主張する人で別れています。
彼はスピーチの中で特に若者、科学、環境、未来について強調しました。今は誰もが、彼の役割に期待しています。中にはもう、彼のことをFelipe“El Esperanzado” (希望)と呼ぶ人もいます。

日本でも大きく取り上げられたと聞きましたが、皆さんはこのニュースを知っていましたか?また、このような君主制についてはどう思いますか?日本も似た制度だと思うので、ぜひコメントで教えてください^^
¡Hasta otra!
Ana

今回の記事いかがでしたか?
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