1万8千年前の芸術家!アルタミラ洞窟の壁画とその謎


Ecomスペイン語講師Ana

 

¡Hola, amigos y amigas! Ecomのアナです。
皆さん、まずはこちらの写真を見てください。何が描いてあるか、わかりますか?

 

1万8千年前の芸術家!アルタミラ洞窟の壁画とその謎

 

これはアルタミラという、スペインにある洞窟の壁に描かれたバイソンです。なんと、18,000年ほど前の旧石器時代に描かれました。美しいだけでなく、何か力を与えてくれるような壁画ですね 。アルタミラには100個近い和の壁画があり、「先史時代のシスティーナ礼拝堂」と呼ばれています。

先週のブログで少し登場しましたが、今日はこのアルタミラ洞窟についてお話します!

アルタミラでは多くの壁画が線で描かれていますが、ここの壁画には色が塗られています。しかも、その色の濃さによって明暗や立体感、重量感まで感じられるように色が使い分けられています。また、これらの絵を描いた人たちは、岩の表面の凹凸を利用して絵の全体や一部を浮き上がらせたりしています。まさに、偉大な芸術家の作品だと言えるでしょう。
絵はあちこちに、バラバラの方向に向かって描かれているし、大きさもまちまちです。きっと彼らは、壁の空いているスペースの内で最も作業しやすい場所に立って、これらの絵を描いたのでしょう。
洞窟の中では、たいまつやランプが必要でした。彼らは火で明るくして作業を進めていたはずですが、壁にはすすの汚れなどが残っていません。どうやって壁を汚さずに、絵を描くことができたのでしょう?気になります。

ところで、彼らは一体なぜこのような絵を描いたのでしょうか?それには色々な説があります。
例えば、動物たちを描くことに魔術的な目的があったという話があります。壁にこうした動物の絵を描くことで、狩の獲物を脅かして外に出すことを狙っていたと言われています。昔の人々にとって、狩りで獲物を捕まえることは命に関わる問題でしたからね。
もしくは、目に見えない何かに対して、食べ物を与えてくれることへの感謝を表すために壁画を描いたとも言われています。

 

1万8千年前の芸術家!アルタミラ洞窟の壁画とその謎

 

さすがに、自分のベッドルームを飾りたくて描いたとは考えにくいですよね(笑)壁画の描かれた空間は、洞窟の誰も住んでいない場所ですから。

アルタミラは13,000年前に、岩すべりが起こって入り口が塞がってしまいました。そして長い時間、誰にも知られずにいました。
しかいし1879年に、たまたま地面に穴が開きました。そしてMaria(マリア)という女の子が、あの「不思議の国のアリス」の物語のように、中を探りにその穴の中を下って行きました。
少女は壁画を見つけて驚き、出てくるとすぐに父親を大急ぎで呼びに行きます。彼女の父親はアマチュア考古学者だったからです。彼は自分の娘が発見したものについて、皆に発表しました。
ですが、誰も信じようとしません。なぜなら、そのような先史時代の絵画は、それまで発見されたことがなかったからです。それに、アルタミラの壁画はびっくりするほど近代的でした。
父親のMarcelino(マルセリーノ)伯爵は、自分の発表が信じてもらえないまま、亡くなってしまいました。

その後20世紀に入り、長い間議論がされました。そしてついに、専門家たちは自分たちの反論を撤回して、アルタミラの壁画は本物だと発表しました。

アルタミラはその後、観光で訪れる人の数がどんどん増えていきました。しかし現在では、誰も入ることができません。多くの訪問者たちによって気温と湿度が上がり、壁画が劣化してしまうからです。そのかわりに観光客たちが壁画を見るために、美術館が洞窟の空間のレプリカを作ることを決定しました。

ちなみにアルタミラ洞窟は、UNESCOの世界文化遺産に登録されていますよ。歴史の授業で勉強した人がいるかもしれませんね。
スペインにいらしたら、ぜひサンティリャーナと一緒にアルタミラ洞窟も見てくださいね!

Saludos,
Ana

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