スペイン文学で最も重要な「27年世代」 とは?(後編)


Ecomスペイン語講師anaEcomのAnaです。Hola, amigos y amigas.

 

本日も前回に引き続き、スペイン文学で史上最も重要な「27年世代」についてお話します。今回は、2人をピックアップして紹介します。(前編はコチラ)

 

Vicente Aleixandre (ビセンテ・アレクサンドレ)

Vicente Aleixandre
彼もまたセビリアで生まれましたが、幼少時代のほとんどをマラガで過ごします。彼はこのグループの中でも、最も超現実主義的(シュールレアリスム)の詩人の中に入ります。前編で紹介したセルヌーダも、彼の作品について「アレクサンドレの詩に似た作品は一つもない」とコメントしています。つまり、それ以前のどんな作品も彼の詩とは比較できない、ということです。

彼は左翼的な思想を持っていましたが、それにも関わらず戦後のスペインで詩が残り続けました。そして新しい世代の指導的存在であるスペイン王立学士院の会員となり、1977年にはノーベル文学賞も受賞しました。

私は彼の作品も好きで、少し前に母が彼の作品全てを収めた分厚い本をプレゼントしてくれました!

こちらでは、彼が自身の作品の一つ“Canción a una muchacha muerta”(死んでもういない女の子に捧げる歌)という詩を読んでいるのを聞くことができます。

 

『27世代』にはお気に入りの詩人がたくさんいますが、最後にFederico García Lorca(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)を紹介して終えたいと思います。

 

Federico García Lorca(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)

Lorca
彼はスペイン市民戦争の間に、国家主義者たちにより殺されてしまいました。彼の遺体がどこにあるのかは、今でも知られていません。そのため、多くの謎があります。

フェデリコはその死以来、ずっと「27年世代」で最も有名なメンバーとなってきました。彼の作品は詩だけにとどまらず、戯曲などの分野においても才能を現します。彼の戯曲作品は現在、スペインの全ての高校で読まれています。

加えて、映画監督のLuis Buñuelや、超現実主義の天才画家Salvador Dalíなど、スペインの他のジャンルの芸術家たちとも密接な親交を持っていました。“La Casa de Bernarda Alba”(ベルナルダ・アルバの家) “La zapatera prodigiosa”(不思議な靴屋) “Yerma”(エルマ)“Poeta en Nueva York”(ニューヨークの詩人) そして “Romancero gitano”(ジプシー歌集)などは、 スペイン文学の傑作と言えるでしょう。

 

「27年世代」は、スペイン社会で今も大きな影響力を持ち続けています。それは文学のクオリティーだけでなく、それぞれの人生に理由があるのでしょう。私たちの親たちや祖父母たちの人生に、市民戦争とフランコの独裁体制が多くの跡を残したのと同じです。

ただ今日のお話でも分かる通り、彼らの作った芸術がなくなることは決してありません^^

スペイン語の勉強にもなるので、ぜひ彼らの作品を読んでみてくださいね!
Un saludo,
Ana

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