歴史と共に激変するスペインのテレビ事情(前編)


Ecomスペイン語講師Ana
EcomのAnaです。¡Hola, amigos!
先日、私は朝食を食べながらラジオを聞いていました。こんな風に情報収集をしながら一日を始めるのが、好きなんです。
聞いていると、スペインの情報通信の世界がいかに変わってきたかについて、話が始まりました。

 

歴史と共に激変するスペインのテレビ事情(前編)
スペインで最初にテレビ放送が始まったのは、1956年の10月のことでした。その当時のスペインは独裁者であるフランシスコ・フランコの支配下で、国民の生活は全て政権にコントロールされていました。世界から孤立した状態だったスペインの国民は、テレビのおかげで突然、それまで全く知ることのできなかった外の世界と繋がったわけです!そしてテレビのおかげで、様々な歴史的事件の目撃者になることもできました。例えば、人類が初めて月に到達した瞬間とか…。
“Cuéntame cómo pasó” (どんな風に起きたのか教えて!)というテレビシリーズで、その様子を見られますよ。

ところが、フランコ政権は国民の生活だけでなく、テレビで放送する内容までコントロールしていました。スペインの文化は、独裁者の厳しいチェックを受けていたのです。家庭にどんどんテレビが入ってきたにも関わらず、国民はテレビで本当に見たいものを見ることはできませんでした。こうして外の世界への窓には、視界をさえぎるカーテンがかかってしまいました。外の世界の、実際の様子を見ることはできなかったわけです。
例えば、NO-DO (Noticieros y Documentales―『ニュース&ドキュメンタリー』―の略) は、スペイン映画が上映される直前に放映することが義務付けられていたニュースです。その最初の部分では、Parte de Guerra(戦争の一部分)として、フランコが敵軍の敗北を伝える映像が映し出されます。続いて、捕えられた囚人たちの様子が放映されました。フランコ政権は、スペインと世界の他の地域に関する独自の映像を流すために、この NO-DO を用いていました。新聞もラジオもチェックされ、コントロールされていました。こちらのリンクは、NO-DOの一例です。

 

しかしその後、フランコが亡くなってからはテレビの役割も大きく変わっていきます…。続きはまた来週!

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