アラブの名文、諺『欠点を認めるのは美徳である』

olfaمرحبا!マルハベン!Ecomアラビア語のオルファです。

皆さん、最近悪いことをしましたか?(笑)
周りに怒ったり相手の悪口を言ったりして、後で「悪かったな、失敗したな」と反省することは誰でもあると思います。
でもそういう時に、自分のやった事が悪いとはあまり認めたくないですよね?
今回紹介するアラブの名文は、このような時に使えます。

第16回

الا عتراف بالذنب فضيلة
アル=イグティラーフ・ビルダナブ・ファディーッラー
欠点を認めるのは美徳である

アラブの名文、諺『欠点を認めるのは美徳である』

単語
الا عتراف(アル=イグティラーフ)=自認(名詞)
بالذنب(ビルダナブ)=欠点の/欠陥の
فضيلة(ファディーッラー)=美徳

自分のミスを謝ること、欠点を認めることは難しいですよね。ただアラブ人の考えでは、難しいからこそ、それができる人は立派だと思われます。
素直に「自分が悪かったです」と言うと、相手は逆に喜びます。ミスしたことよりも、同じミスを繰り返さない、つまり成長したと感じてくれるからです。

失敗は誰でもすることです。それをわかっていて、正直に謝る人は信用できそうな人に見えますよね!
もちろん失敗をほとんどしない神様みたいな人も素晴らしいですが、その人が悪いことや誤ったことをした時にどんな反応をするのかは、わかりませんよね?
なので、罪に対する反省や、欠陥を自認することはアラブ世界では重要な美徳だと考えられています。

ただ注意してほしいのは、失敗を認めたらそれが許されるわけではない、ということです。もちろん、ミスを認める勇気がある人のほうが、許してもらいやすいとは思いますけどね^^

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