キリスト教に由来するドイツの定番料理「マウルタッシェ」

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こんにちは、Ecomのユリアです。
皆さんはドイツ料理といえば、ジャガイモとソーセージをイメージしますか?ドイツ人は実際ジャガイモをたくさん食べていますが、それ以外にも美味しい料理がたくさんあります。私は日本にいた頃、材料が手に入れられなかったのでドイツ料理をあまり作りませんでした。ですが、どうしてもドイツの料理が食べたくなった時は、ドイツに行く時間がないので日本でも作れるドイツ料理を作っていました。
それはBaden Würtenberg州の名物である「Maultasche」(マウルタッシェ)です!私の出身地Sachsen州の料理ではないですが、レシピを紹介したいと思います。
「Maultaschen」の中身は挽き肉とホウレンソウ、玉ねぎとパンのパスタ生地のポケットの料理です。簡単に言うと、ドイツのラビオリですね。

キリスト教に由来するドイツの定番料理「マウルタッシェ」

 

◆材料(4人分)◆
小麦粉:250グラム
卵:3個
卵(白身だけ):1個
ニンジン:1本
長ネギ:1本
パセリ:2束
にら:1束
ミックス挽き肉(豚・牛):150グラム
パン粉:30グラム
コンソメ:3-4リットル分
塩・白こしょう

 

◆作り方◆
1:小麦粉と卵2個とスプーン3,4杯の水、塩を生地にまぜて、よくこねます。こね終わったら、30分間生地を休めます。
2:生地を休めている間にニンジンを剝いて、細い筋に切ります。長ネギを洗って、細いリングに切ります。ハーブを洗って、細かく切ります。
3:挽き肉、卵1個、パン粉とハーブ(パセリは少しだけ残しておく)をよくこねます。塩と白コショウで味を付けます。
4:小麦粉の生地を半分に分けて、細く延ばします。(ca. 24 x 30 cm)
5:生地の1枚に卵の白身をスプレッドして、その上にひき肉を12個、同じサイズで盛ります。その上に2枚目の生地をのせて、生地と生地の間のスペースに気を付けて閉めます。できたポケットをナイフできります。
6:1Lの水を沸かして、ドライコンソメを入れます。その中に「Maultasche」を入れて、10分~12分してから野菜も入れます。
7:皿の上に3つの「Maultasche」をおいて、スープをつけてパセリで飾ります。
Guten Appetit!

ちなみに「Maultasche」の起源は、修道院にあります。受難節の時には、肉を食べることは禁止されていました。ですが肉が食べたいモンク達は、神様の目に見えないように生地の中に肉を隠したそうです。信仰の力より、肉の魅力のほうが強かったみたいですね(笑)

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