ドイツのことわざ:卵の黄身ではない

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Ecomのユリアです。Guten Abend, ihr Lieben. Wie geht es euch?
今までドイツの食事に関する記事をたくさん書いてきましたが、ドイツ人の食生活はあまりヘルシーじゃないですね。ソーセージやチーズ、ビーフなど脂っぽいものがよく食べられています。

そして、その中に卵も入ると思います。以前も紹介しましたがドイツ人の生活には卵が欠かせなくて、1年間に1人当たり200個以上も卵を食べています。ゆで卵はもちろん、たまご酒たまご走り、さらにはイースターエッグも大好きです。卵が好きすぎて、パックにも工夫をしているくらいです。

(卵についてこれだけたくさんの記事を書いていることに驚きます…笑)

 

さて、それだけ卵が人気なら、当然卵を遣った慣用句も生まれてきます。ということで、今日はこちらのフレーズを紹介したいと思います。

第15回
“Nicht das Gelbe vom Ei ein“
(卵の黄身ではない)

 

ドイツのことわざ:卵の黄身ではない “Nicht das Gelbe vom Ei ein“

 

名詞の「Das Ei」は「卵」で、「Das Gelbe」は「黄色い」の名詞で、「vom」は「von dem (Ei)」で、直訳すると「卵からの黄色いもの」です。つまり「卵の黄身」のことですね。

卵の中で栄養分が高くて、一番美味しい所はどこでしょうか?そう、黄身ですよね!(白身が好きな方、ごめんなさい…笑)
まあ多くの人は、卵を食べる時には黄身を一番楽しみにしていますよね。そのため「Das Gelbe vom Ei」とは、あるものの中で一番良い部分を指します。

ただ、この慣用語は大体、「nicht」をつけた否定形で使われます。「nicht das Gelbe vom Ei」(まだ一番良い物ではない)と、ネガティブな意味で使うんですね。

☆使用例☆

あなたは友達と発表を準備しています。

あなた「Ich finde, wir haben den Vortrag schon ganz gut gemacht」
(発表の準備はまあまあ上手くできたと思うよ。)

友人「Hm, aber die Einleitung ist noch nicht gut. Das ist nicht unbedingt das Gelbe vom Ei.」
(そだうね、でも序文はまだあまり良くないよ。卵の黄身じゃないだろう。)

別に悪くはないけれど、まだ改善できる所が残っているものに対してこの慣用句を使います。完璧なものを目指す時には、「Das ist nicht das Gelbe vom Ei」と言いましょう!

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