ドイツのことわざ:屋根が壊れている

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Ich bin’s, Julia von Ecom!
今日は、ちょっと礼儀正しくない慣用語を紹介したいと思います。ドイツ語を勉強している方には綺麗な言葉を使って欲しいと思っているので、失礼な言い方を教えたくはないのですが…。ただ今日のフレーズは日常会話でよく耳にするものなので、会話中に聞き取れるようにしてほしいですからね。しかも、面白い言葉遊びなので説明にもピッタリです。
ただし、ご利用には注意してくださいね!(笑)

第12回
“Einen Dachschaden haben“
(屋根が壊れている)

ドイツのことわざ:屋根が壊れている “Einen Dachschaden haben“

 

「Das Dach」は屋根で「Schaden」は破損、「haben」は何かがあるということです。つまり「Einen Dachschaden haben」は「屋根に破損がある」と直訳されます。
ここでの「屋根」とは、家を人間に対して比喩的に使っています。人間の一番上のパーツは頭ですね。家の場合は屋根です。
だから、屋根が壊れているとは、頭がちゃんと動いていないということです。

誰かが「Einen Dachschaden haben」と言われる場合、その人の頭が変で、気が狂っているという意味になります。

使用例☆
「Ich habe gestern das Haus von meinem Vater verkauft」
昨日お父さんの家を売りました。)
「Für wie viel?」
(いくらで売ったの?)
「für 50 000 Euro」
(5万ユーロです。=約500万円)
「Du hast wohl einen Dachschaden! Das Haus ist 10mal so viel Wert!」
(あなたの屋根は壊れている!その家は10倍ぐらいで売れるよ!)

他の人のやっていることが理解できない時、馬鹿なことをしている時に使うフレーズなんですね。
ちなみに、この慣用語は俗語なのでビジネスには使えません。友達や家族に限って、しかもちょっと失礼な言い方なので注意して使いましょう。

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