ドイツの医療制度「Kur」は現代のサナトリウム?

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Ecomのユリアです。Wie geht es Ihnen?

今が寒さのピークだと思いますが、皆さん体調はいかがですか?今日は、ドイツにある特別な治療の方法「die Kur」を紹介したいと思います。

「die Kur」は非常に翻訳しにくい単語ですが、意味としては「体を回復するための休み」です。

「die Kur」の機能は、弱い体を活気付けること、予防医学、大病の回復などがあります。

数週間も保養地へ行って、温泉や暖かい気候、海水といった自然の力で病気を治そうとすることです。もちろん、お医者さんのカウンセリングも受けられます。

 

ドイツの医療制度「Kur」は現代のサナトリウム?

 

例えば手術後に体力を回復するためやうつ病を治すためなどに、「der Kurort」を行います。泊まるのは普通の病院ではなく、ホテルの様にリラックスした環境の病院です。ストレスから離れることが大事なので、自分の住んでいる場所から遠く離れた所へ行くのがポイントです。

 

ドイツの医療制度「Kur」は現代のサナトリウム?

 

このような治療では、普通の健康保険ではなく年金保険が支払われるそうです。少し違和感がありますが、考えてみると納得です。なぜなら、病気やストレスで働けなくなった人は早めに退職してしまう可能性があるので、仕事へ戻るために「Kur」をすることには大きな意味がありますね。
ちなみに「Kur」の中で一番人気なのは「die Mutter-Kind-Kur」です。これは直訳すると「親子の回復休み」で、病気のお母さんあるいは子供が片方ではなく、健康な方も含めて2人で休みを取ります。病院の中に幼稚園などもあるので、子供の世話も心配ありません。
私は行ったことがないですが、周りには一ヶ月から半年くらい「Kur」をする人がいます。行ってきた人を見ると、やっぱり体も心もスッキリしているように見えますよ!

 

ドイツの医療制度「Kur」は現代のサナトリウム?

 

日本にはこのようなシステムがありますか?ぜひ教えて下さい!

 

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