ドイツの大晦日(Silvester)の過ごし方

Julia Ecom(イーコム)皆さん、Guten Tag!EcomのJuliaです。

もうすぐ新しい年が来ますね。私も今年は楽しいこと、つらいこと色々ありましたが、皆さんの2013年はいかがでしたか?やりたいことはできましたか?私が年末を日本で過ごすのは、これで三回目になります。いつも思うのですが日本の大晦日はゆっくりしていて、ドイツとは全然違いますね。そこで今日は、ドイツの「Silvester」(大晦日)を思い出しながら、皆さんに紹介したいと思います。ドイツではSilvesterの祝い方がいくつかありますが、今日は私の実家での過ごし方を説明したいと思います

 

Silvesterは12月の31日の夜のことで、1月1日は「Neujahr」(Neu=新しい Jahr=年)と言います。英語のNew year と同じですね。
31日、1日と2日は休日なので、クリスマスみたいに家族と過ごす人もいます。でも、家族だけではなく、仲の良い友達と過ごす人もたくさんいます。
31日の夜は0時を越えても皆起きているので、色々なイベントが長い時間やっています

私がドイツにいた時の例ですが、31日はまず18時くらいに、家族と友達と夜ご飯を食べます。この時は「Raclette」(ラクレット)という、チーズを温めてジャガイモなどと絡めた料理を食べます。Racletteは食べるのに時間がかかるので、ワインやビールも一緒に飲みます。ついついよく、飲み過ぎてしまいます(笑) ちなみに昔はRacletteではなく、鯉のスープもよく食べられていました。でも、作り方がとても複雑なので、最近は減ってきましたね。晩ごはんを食べた後は、家族と友達とゴロゴロして、皆でボード・ゲームなどをします

 

ドイツで大晦日に食べる料理、ラクレット(Raclette)

 

 

そして22時ぐらいからは、新しい年を占う「Bleigießen」をやります

「Blei」=「鉛」「gießen」=「鋳る」という意味なので、日本語だと「鉛占い」ですね。小さな鉛の中から一つ気に入ったものを選んで、それをキャンドルの上で溶かします。そして、溶かした鉛を冷たい水に入れて固まった鉛の、影の形で新年を占います。例えば豚の様な形の影なら「幸運」、眼鏡の形は「賢さ」を表しています。こうやって新年を占うのはとても楽しいですよ!日本でも「Bleigießen」は人気になりそうですが、どうでしょうか

 

ドイツで大晦日に行う「Bleigießen」(鉛占い)

 

「Bleigießen」が終わったら、皆でテレビを見て、カウントダウンを待ちます。0時になる残り10秒からカウントダウンを始めて、「Neujahr」(new year)になると、隣の人とハグをします。そして「Frohes neues Jahr(= Happy new year)」とお互いに言って、スパークリングワインで乾杯をします
大きなマーケットでは、新年になると花火が始まります。皆眠くても花火が始まると元気を出します。見るだけではなく自分でも花火をして、新しい年を歓迎します。

ところで私は、今年はお母さんと弟が日本に来てくれて、一緒に日本で年末をお祝いします!二人とも、神社と寺に行くことを楽しみにしていますよ

ドイツの大晦日「einen guten Rutsch ins neue Jahr!」(よい新年を!)
来年もよろしくお願いいたします。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2 thoughts on “ドイツの大晦日(Silvester)の過ごし方”