ドイツの画期的なプレゼントの送り方「誕生日の箱」とは?

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グーテン・ターク!EcomのJuliaです。
突然ですが皆さんは、子供の頃の”Geburtstagsfeier”(誕生日パーティー)を覚えていますか?
大好きな友達と時間が過ごせるし、美味しいケーキがいっぱい食べられるし…そして!たくさんのプレセントも貰えるし、最高の時間ですね!
私は誕生日パーティーが終わると、デパートで「来年の誕生日プレゼントはどれが良いかな」とふらふらしていました(笑)

そして気に入ったおもちゃなどを全てメモしておいて、誕生日が近づくとそのメモをお母さんにウィッシュリストとして渡したものです。お母さんはそのリストから1つか2つ買ってくれましたが、実際に一番欲しかった物が入っていないことも…。

今でも、大人になった友達が「子供の誕生日に何をプレゼントしようか…」と悩む声をよく聞きます。リストの中に手に入るプレゼントがなかったり、間違って違うものを買ってしまわないかも不安です。

ドイツで誕生日パーティーに参加する子供たちは誕生日の子供にプレゼントを渡す習慣がありますが、彼らたちはその子が何を欲しがっているかよく分からなくて、無駄にお金を使って変なものを買ってしまうこともあります。“Geburtstagsfeier”のプレゼントは意外と面倒なんですね。

 

そこで、ドイツのデパート「Galeria Kaufhof」「Die Geburstagskiste」(誕生日の箱)という面白い仕組みを作りました。

 

 

ドイツの画期的なプレゼントの送り方「誕生日の箱」とは?
子供用の売り場の受付で空っぽな箱を手に入れて、その箱に子供の名前と誕生日を書いておきます。誕生日がある子供は空っぽの「Geburtstagskiste」を持ってふらふらして、ぬいぐるみやゲームソフトなど気に入ったものを箱に入れていきます。安い物から高い物まで、色々なおもちゃを集めます。
そうやって子供が選んだおもちゃたちは、このような棚に置かれます。

 

ドイツの画期的なプレゼントの送り方「誕生日の箱」とは?

 

そしたらデパートから「箱が置いてあるので、是非見てください」との連絡がきて、両親や友達はデパートへ行って箱を探します。(名前と誕生日が書いてあるので、心配しなくても見つかりますよ。)

そして、箱の中に入っているものから自分たちがプレゼントしたいおもちゃを選んで、お金をレジで払って、誕生日パーティーの当日にそのプレゼントを持っていきます。このシステムなら、予算内で相手の欲しいものを送れるし、プレゼントがカブってしまう心配もありません。とても良いアイデアだと思いませんか?

 

 

ちなみに、同じようなシステムは結婚式でもありますよ。ドイツの結婚式ではお金よりも物を渡すので、新夫婦はデパートで「Hochzeitstisch」(結婚式机)を作ります。テーブルの上に自分たちが気になるものを置くことで、参加者はその中から自由にプレゼントを選ぶことができます。

 

 

ドイツの画期的なプレゼントの送り方「誕生日の箱」とは?
日本でもこのようなシステムがあれば便利だと思いますが、そもそも日本で誕生日パーティーを開く人はそこまで多くない気がしますね。

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