ドイツの身分証明書、IDカードについて

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こんにちは、Ecomのユリアです。当たり前のことですが、ドイツでも日本のように身分証明の義務があります。日本では保険証や運転免許証でも大丈夫ですが、ドイツの場合それらのカードは公認されていません。
その代わりに「der Personalausweis」(身分証明書)が使われています。以前「ここがビックリ日本の習慣」でも少しだけ触れましたが、今日は、その「der Personalausweis」について説明しますね。

「Der Personalausweis」(身分証明書)は、16歳以上でドイツ国籍を持っている人が持っています。

 

ドイツの身分証明書、IDカードについて
2010年まで使われていたIDカード

 

 

 

このIDカードはドイツ全国とEUで使われていて、「名前」「生まれた場所」「誕生日」「住所」「身長」「アイカラー」などが書いてあります。16歳になったら出生証明書を持参して、市役所へ申し込みに行きます。24歳までに申し込んだ「Personalausweis」(身分証明書)でも6年間使用できますが、24歳以降に申請した「Personalausweis」(身分証明書)なら10年間も使用できます!
最近ドイツでは「IC Personalausweis」という新しいICカードができましたが、その前はもっと大きくてICチップの入っていないものが使われていました。昔の「Personalausweis」はたった8ユーロ(1000円)でしたが、2010年に新しくできた「IC Personalausweis」は28ユーロ(約3000円)します。

ドイツの「Personalausweis」はEU内でパスポートの代わりに使うことができるので、旅行先でも使えます。そのため「Der Personalausweis」(身分証明書)にはドイツ語だけでなく、英語とフランス語の説明も書いてあります。

「Der Personalausweis」(身分証明書)をもらうためには、手数料を払わないといけません。ただしそれで自分の物になる訳ではなく、ドイツ連邦共和国が領有権を持っています。

 

ドイツの身分証明書、IDカードについて
2010年から使われているIDカード Personalausweis

 

 

ドイスでは身分証明の義務があるので「Der Personalausweis」(身分証明書)を常に持っている必要があります。ドイツに住んでいるけれどドイツ国籍を持っていない外国人は、ドイツの「Personalausweis」(身分証明書)を持っていません。そのため、ずっとパスポートを携帯しなければなりません。また「Reisepass」(パスポート)を持っているドイツ人は「Personalausweis」を持つ必要はありません。
つまり、「Reisepass」と「Personalausweis」のどちらか一つを持っていればOKということです。

日本でも身分証明の義務はありますが、ドイツのようなIDカードはないのでびっくりしました!また日本ではIDカードがないため、様々な問題があると聞きました。
例えば仕事が無いためアパートがレンタル出来ず、住所が無いため保険に入れず、運転免許を持っていないため身分証明ができず…・。そういう人はとても大変そうです。だから、ドイツの「Personalausweis」はとても便利な制度だと思っています。
いかがでしたか?みなさんはドイツのIDカードをどう思いますか?

 

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