ドイツの迷信:年末に洗濯をしてはいけない理由

Guten Tag ihr Lieben!お元気ですか?
今年1年いかがでしたか?日本には年末は掃除の季節ですね。
ですが、ドイツではある迷信によって、クリスマスと年末の間に、洗濯などをしてはいけないようです・・・。

そのため、日本みたいのお掃除は難しいですね。 ですが、どうして洗濯はしてはいけないのでしょうか?
クリスマスと大晦日の年末の間に、洗濯をしてはいけない迷信は、ゲルマン民族の神話学からきました。
クリスマスと1月6日までの間は、「Rauhnächte」(煙の夜)といわれています。
「Rauh」は「Rauch」からきて、煙の意味で、
die Nachtは夜で「Rauhnächte」は「煙の夜」との意味になっています。

その「Rauhnächte」には、自然の神様の持つ自然法則が適用しません。

それに従って、神様は自分の神の世界に残らずに、一般の人間の世界に行ってしまいます。また、その時、ゲルマン神話の最高神Wotan(ボータン)と呼ばれる神様も、自分の馬で、年末頃に出かけてしまいます。
そのため洗濯の干し物綱(ネット類)が外に置いてあると、Wotanと神様達は紐が絡まって、大変なことになります。 神様達を干し物綱にこんがらかしてしまったら、運がその家庭から逃げてしまいます。
洗濯の干し物綱は邪魔にならないように、その期間は、あえて洗濯をしないようにしました。

他の理由として挙げられるのは、
ドイツにある「dreckige Wäsche waschen」 (汚い洗濯を洗う)という諺の元からかもしれません。
「dreckige Wäsche waschen」(汚い選択を洗う) というドイツの諺は、
「悪口を言う」「中傷する」という意味になります。

昔の女性たちは洗濯をするときに、川に集まって、村の出来事について噂話をして、他人の悪口をするいい機会でした。
そのため、新年にはきれいにスタートするべきなので、年末に「dreckige Wäsche waschen」
で悪口をしない方が良くて、汚い洗濯をしてはいけないとの考え方が生まれました。悪口に対する迷信ですが、本当に洗濯してはいけないことになりました。

ですが、私はその迷信があっても、きちんと変わらず洗濯をしています。服を洗わずに、そのまま部屋に置いたら、 神様は干し物綱は邪魔になりませんが、汚い服の山に転んでしまうかもしれませんからね(笑)。
まぁ、年末寒い時期、洗濯をしなくていいとの言い訳として、いいかもしれませんけどね。
皆さん、年末の大掃除頑張ってくださいね!

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です