ドイツの面白い言葉:Veilchen(スミレ=痣)

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは、EcomのJuliaです。今日はドイツ語の面白いフレーズ紹介、第9回目です。
今回は女性らしい花を使った言葉ですが、実際に使ってみると男っぽいフレーズになります。

 

ドイツの面白い言葉:Das Veilchen(スミレ=痣)

 

写真のように、今日のフレーズは”Das Veilchen“(スミレ)です!スミレは紫っぽい綺麗な花ですが、どうして男っぽいフレーズになるのでしょうか?

実はスミレの花の色を、痣にたとえているからです。そして花の中の黄色い部分が目のように見えるので、”Das Veilchen”は「目の周りの痣」という意味の表現になります。

普通の言い方だと「ein blaues Auge」(目が青い)となりますが、「Veilchen」はもう少し茶目っ気がある話し言葉です。例えば喧嘩の時に殴られて青くなった目の周りは「Veilchen」と言われています。
男性の会話で「Oh, du hast ja ein Veilchen, was hast du gestern den gemacht?」(君の目の回りには痣があるよ。昨日はなにをしていたの?)「Hmm, nur eine kleine Prügelei in der Kneipe」(いや、酒場でちょっと喧嘩しちゃって。)なんて使い方が出来ます。

ちなみに、身体の他の部分の痣は「blauer Fleck」(青い斑)と言われています。

注意してほしいのですが、別にドイツ人はいつも殴り合いをしているわけではないですよ(笑)普通に顔をどこかにぶつけた時も「Veilchen」になるので、この言葉が使われるのは喧嘩の時だけじゃありません。

日本語でもこのように、傷を何か別のもので例えた表現はありますか?

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