ドイツの面白い言葉:Kraut und Rüben(草木とルタバカ)

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みなさん、こんにちは。Ecomのユリアです。
今日のドイツ語の面白い言葉は、言葉というより諺ですが、とても役に立つので紹介します。それは「Kraut und Rüben」です。「das Kraut」はキャベツあるいは草木の意味で、「die Rübe」はルタバカという意味です。ルタバカとは、日本でカブと呼ばれる野菜の一種です。ドイツではこの野菜が、昔からよく食べられています。

 

ドイツの面白い言葉:Kraut und Rüben(草木とルタバカ)
さて、「Kraut und Rüben」はどんな時に使うのでしょうか?「Kraut und Rüben」は何かグチャグチャになった時、あるいは色々な種類がある時に使われる言葉です。例えば子供の部屋が汚すぎておもちゃがあちこちに置いてある時、お母さんは「Huch! Wie sieht es den hier aus!(おっ、ここは何に見えるの!)Hier sieht es ja aus wie Kraut und Rüben!(草木とルタバカに見える!)と言います。物事がカオスであることを表していますね。他には、女性の髪がぐちゃぐちゃになった時「Meine Haare sehen aus wie Kraut und Rüben! (私の髪は草木とルタバカみたい!=私の髪はグチャグチャだ)とよく言います。
このフレーズは、17世紀の農業から生まれたそうです。普通、作物を栽培する時はちゃんとその種類をわけて畑を作ります。ですが、Kraut und Rüben(キャベツとルタバカ)の場合は同じ畑でも育てることができたので、そのような線引きが不要でした。他の作物は全て綺麗にわかれているのに、Kraut und Rüben(キャベツとルタバカ)だけは、グチャグチャに育てられました。それがカオスだったので、何かがグチャグチャになった時にこのフレーズで例えるようになりました。農業がきっかけで日常生活に入ったんですね。
ちなみに、私はよくお母さんに「Das sieht ja aus wie Kraut und Rüben」(キャベツとルタバカみたい!)と言われます。私の部屋が汚すぎるからですね笑

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