ドイツの面白い言葉:Kalter Kaffee(冷たいコーヒー)

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Hier ist Julia von Ecom.
以前このブログでドイツ人はビールよりコーヒーをよく飲むことを書きましたが、ドイツのコーヒー人気がわかる、面白い言葉がありますよ。それが今日紹介するドイツ語「Kalter Kaffee」です。「Kalt」は「冷たい」で「Kaffee」は「コーヒー」なので、冷たいコーヒーという意味になります。

ドイツの面白い言葉:Kalter Kaffee(冷たいコーヒー)

 

冷たいコーヒーという普通そうな言葉には、意外と深い意味があります。最近はアイスコーヒーが流行っていますが、ドイツでは数年前まで冷たいコーヒーを飲む習慣は全くありませんでした。コーヒーは冷たくなると酸っぱくなり、もう一度温めても美味しくないのです。なので、冷たいコーヒーは誰も飲みたがりませんでした。温かいコーヒーは皆が欲しがりますが、冷たくなると興味はなくなってしまいます。
つまり「Kalter Kaffee」は古くさい事、もう誰も要らない情報を表す言葉です。「Das ist kalter Kaffee.」(冷たいコーヒーだよ)と言えば「その情報はもう古くて、面白くない」という意味になります。
「Hey, ich habe mir jetzt einen CD Spieler gekauft」(やっとCDプレーヤーを買ったよ)
「Wirklich? Das ist doch schon kalter Kaffee. Heute schaut man Youtube!」(本当に?もう冷たいコーヒーだね。今はyoutubeだよ!)
ドイツでも最近はスタバのようなカフェでアイスコーヒーがよく売れるようになっているので、その内「Kalter Kaffee」はおしゃれな意味に変化するかもしれないですね笑

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