ドイツ家庭料理の知恵。残り物でアレンジして作った料理「das Resteessen」

Guten Tag ihr Lieben! お元気ですか?イーコムのユリアです。
家庭料理を作ったときに、当然材料残ることがよくありますね。
日本の場合、ご飯と野菜が残った時は、卵とあわせてチャーハンや雑炊を作りますね。

 

ドイツの場合は、米はあまり食べないので、代わりに
・ジャガイモ
・パン
・パスタ
これら三つの食べ物が、食材としてよく残ります。

その残りで、なにを作るのでしょうか?今日は、ドイツの「das Resteessen」(残りものを活用してつくった料理)を紹介したいと思います。

① ジャガイモ(Kartoffeln)が残った場合:
ドイツ人はジャガイモを茹でる時は、大量に作ります。なぜかというと、茹で残りのジャガイモはとてもおいしいくなるからです。

‐Bratkartoffeln (ジャーマンポテト)

ドイツ人のポテト(笑)ですが、
Bratkartoffelnは「焼きジャガイモ」と翻訳できます。
ゆでたジャガイモは細くスライスをして、バターと玉ねぎをまぶして焼きます。 塩・胡椒とマジョラムで味付けします。

‐Kartoffelsuppe (ポテトスープ)

残っているジャガイモは、お鍋でコンソメと一緒に茹でて、ピューレにして、ニンジン・玉ねぎ・マジョラムで味をつけます。こちらのスープは数日でも食べられるので、ジャガイモの残りがあれば、よくスープにしてストックします。

‐Bauernfrühstück (ジャガイモオムレツ)

Das Bauernfrühstück は直訳で「農夫の朝ごはん」です。
農夫は朝から大変な仕事をしないといけないので、エネルギーがたくさん必要です。
そのためプロテインと炭水化物がたっぷり入った食べ物が必要です。
Das Bauernfrühstückはジャーマンポテトとオムレツとの中間の食べ物です。
少ないジャガイモの量でも、卵とあわせるので作ることができます。

② パン(Brot)が残った場合:
朝ごはんにも、ランチにも、晩御飯にも、パンはドイツ人になくてはならないものです。
ただ、大量に食べると、当然大量の残りがでます。
パンが乾いてくると、パサパサしてあまりおいしく食べられません。
その時には、こちらのものを作ります。

‐Armer Ritter (フレンチトースト)

こちらの料理はパンロールの残りで作られています。 牛乳と砂糖でつけて、卵で焼きます。アップルソースやシナモンと一緒にたべます。

‐Strammer Max (ハムと卵のトースト)

Strammer Maxは「強いマックスくん」と意味です(笑)。
ハム・卵・チーズとパンでできたものなので、エネルギーがいっぱいもらえる食べ物です。
そのため、小さいマックス君でも、大きくなれるパンです。 パンをトーストして、その上にバター、チーズ、卵とハムをのせます。 とても簡単で、おいしいです。

③ パスタ(Nudeln)が残った場合:
‐Krautnudeln (キャベツのパスタ)
ドイツ人はよくマカロニを食べています。 パスタの残りは細く切って、バター-・塩・胡椒、キャラウェーでやいて、そのあとパスタと一緒に再度温めます。
焼いてからそのまま食べてもいいし、ケチャップをつけてもおいしいですよ。

‐Milchnudeln (ミルクのパスタ)
ドイツ人はしょっぱいものだけではなく、甘いヌードルも好きです。
ミルク・砂糖・バニラとパスタを茹でるだけで、甘いパスタで、お粥みたいな料理の出来上がり。シナモンとジャムを加えて一緒に食べます。

こちらで紹介したドイツの残った家庭食材でできた料理はとてもおいしくて、もし日本でも、ジャガイモ・パンやパスタが残っていたら、上に書いてあるものを作ってみませんか。
ある意味本当のドイツ家庭料理が再現できますよ。

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