ドイツ語慣用フレーズ。Eine Mütze voll Schlaf (眠りいっぱいの帽子)

Guten Tag, ihr Lieben!お元気ですか?Hier ist Julia von Ecom.今日は、私が一番好きな事に関連した、慣用フレーズを紹介したいと思います。 それは、“食べること!”ではなく、 “寝ること”です。
今回のフレーズは「Eine Mütze voll Schlaf」です。

直訳:眠り一杯の帽子
意味: 元気に戻るため必要な居眠り

Die Mützeは帽子で、 vollという形容詞は「いっぱい入っている」で、 der Schlafは「眠りです」。
そうすると、Eine Mütze voll Schlafは、「眠りいっぱいの帽子」となります。眠りがいっぱい必要とは分かりやすいですが、どうして帽子が入っているのでしょうか?

ドイツでは、昔は小人が持っているような、長い帽子を寝る前にかぶりました(笑)。そのため、眠り帽子をかぶったら「寝に行く」をイメージするようになりました。 「帽子をかぶって寝ます」は「眠いから、ちょっと寝ますね」という意味の代わりに使われていました。 では、実際に使用例をこちらの例文で見てみましょう

A:Bist du sicher, dass du morgen mit auf das Konzert kommst?
Du siehst ziemlich fertig aus.
(明日、本当にコンサートに行くの?君は疲れていそうだよ)
B:Das ist kein Problem. Ich nehme heute Nacht eine Mütze voll Schlaf und bin morgen wieder fit!
(問題ないよ。今晩は眠りを帽子いっぱいに取るから(=ぐっすり寝るつもり)。明日までに元気になるよ。)

Bさんは疲れていそうで、Aさんは心配をしていますが、一応Bさんはいっぱい、元気イン戻るまで寝るつもりなので、コンサートに行くのは問題がありません。

Ich brauche/nehme eine Mütze Schlaf. (帽子いっぱいの眠りが必要/をとる)、
あるいは、 Ich gönne mir eine Mütze voll Schlaf.(時間を作って、帽子いっぱいの眠りを取ろう)は慣用的な使い方です

みんなさんも、よく睡眠をとりたい時などに、こちらのフレーズをバシッと使ってから寝てみてくださいね。

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