フランス語の名文、諺『棘の無い薔薇は無い』

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomのオルファです。今週もまた、フランス語の名言を紹介したいと思います。フランス人がよく使うこちらのフレーズ、どういう意味か分かりますか?

 

第31回
Il n’y a pas de rose sans épine.
(棘の無い薔薇は無い)

 

rose-statue

 

薔薇はとても綺麗なので、ほとんどの人は薔薇が大好きですよね?とても素敵な薔薇は、プレゼントにもよく使われます。もらった人も嬉しいと思います。薔薇が綺麗で素敵なお花であることは、間違いないです。
ただ、薔薇の茎は棘だらけです。薔薇は棘だらけにも関わらず、皆が買ったり贈ったりします。でも、棘が刺さるのは嫌じゃないですか?薔薇が綺麗だから気にならないですか?

私は棘が怖いので、昔は薔薇が少し嫌いでした。なので、バラには一切触れないし近づきませんでした。ただ、それはちょっと悲しいですよね。小さい頃は元々、薔薇が大好きでした。でも棘に触れるのが嫌なので、薔薇を好きでなくなってしまいました。

確かに刺はあるけれど、触らないように気をつければ大丈夫ですよね。だから、刺のせいだけで綺麗な薔薇ことを毛嫌いするのは非常にもったいないです。そう考えるようになってからは、薔薇のことをもう一回好きになりました。

…この「薔薇の棘」は、人間の性格にも当てはまることですよね。これはフランス人の大好きな名文の一つで、フランスに住んでいたことのある方は間違いなく何度も聞いたと思います。
この名文には、いくつかの似たような意味があります。

 

誰にでも弱点がある

 

完璧な人間はいない
何事も危険だと決めつけない(悪いことが起こらない可能性もあります)
悪いことが起こっても、その代わりに良いことがあれば問題無いです

 

例えば「彼女はとても優しくて大好きだけど、時々すごくうるさいんだよね。どうしよう…」なんて友達が言ってきたら、それに対して「Il n’y a pas de rose sans épine.」(薔薇にも棘がありますね)と言います。
日本語的な言い方をすれば、「我慢してね」というニュアンスが込められています。
「誰にでも弱点があるけど、良い所を見ようよ!」といった感じです。

誰にでも短所はありますが、それを無視して許して、良い所をみるようにしましょう!
ではまたね^_^

 

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