ヨーロッパ信仰文化、Christklotz(クリスマス薪)に込められた意味

staff02みんなさん、こんにちは。Wie geht es Ihnen?いかがお過ごしですか?
日本では、ハロウィンが終わってから、クリスマスムードに変わったと聞きましたが、貴方の街ではいかがですか?
私は、クリスマスプレセントをよく見に行きますが、まだまだ必要なので、今週の週末にまたショッピングに行こうと思います。
クリスマスムードを作るために、今日はドイツの伝統的なクリスマス習慣を、みなさんとシェアしたいと思います。

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それは、「Christklotz」クリスマス用の薪(マキ))です。

普通、私達がクリスマスと言えばイメージするのは、サンタとツリーと暖炉ですね。
サンタさんとツリーはともかく、暖炉は、日本のコタツと同じような感じで、冬のドイツで必須のものでした。
しかし最近では、家電の発達から、ドイツの家にも暖炉がなくなってきているので、今回紹介するChristklotz(クリスマス薪)の習慣も知らない人もでてきているかもしれないです。
「Christklotz」(クリスマス薪)とは、樫や秦皮でできた薪で、その薪はワインと神への恵みとして捧げられて燃やされます。
寒い季節には、火が一番大事なので、ワインと神への恵みに捧げられた「Christklotz」(クリスマス薪)は炉端に供えます。
「Christklotz」を燃やすことで、次の年に不幸にならないように祈っています。
ドイツだけではなく、他のヨーロッパの国にも、似ている習慣があります。
ちなみに、洋菓子で、よくケーキの上に薪がデコレーションされているものがありませんか?
Bûche de Noëlと呼ばれるこうしたフランスケーキは、こうしたクリスマス薪の習慣からできているのですよ。

なお、私のドイツの実家は、もう炉端がないので、こちらの習慣を続けることができませんが、私のお祖母ちゃんたちの家には炉端がまだ使われているので、クリスマスの休日に行ったときには、よく「Christklotz」(クリスマス薪)を燃やします。
日本でも、似ている習慣がありますか?
地方などで似ている面白い習慣などがあったら、コメント欄などで教えてくださいね。

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