ドイツ語で「ビタミンB」が持つ特別な意味

Julia Ecom(イーコム)こんにちは、EcomのJuliaです。少し寒くなってきましたね!

今日は、教科書や辞書の中には絶対出てこないけど、ドイツ人がよく使っている言葉を紹介したいと思います!

 

皆さんは「Vitamin B」(ビータミンベー)を知っていますか?ドイツでは、Vitamin Bなしでは生活しにくいですけど、それは栄養を撮るためではなく、他に興味深い理由があるからなんですよ!

apple vitamin

こちらの「B」は「die Beziehung」の最初の文字で「関係」のことです。
ドイツ語の「Beziehung」は恋愛関係、人間関係、仕事関係、様々な意味が含まれていますが、意味としては英語の「connections」と近いです。「Beziehungen haben」は、役に立つ他人との関係です。例えばある会社に入りたいときに、相手の会社で働いている知り合いがいれば、その会社に入りやすくなります。けれども、「Beziehungen haben」は職場だけではなく、私生活にも使えます。「Vitamin B」は「Beziehungen haben」をちょっとバカにしている言い方で、「コネ」なしでは、そんな地位に絶対入れないだろうという考え方が含まれています。どうして「Vitamin」が用いられたのかはわかりませんが、もしかしたら「Vitamin」は生活のために大事なものなので、Vitamin Bなしでは生きにくいという考え方が入っていると思います。
例をあげると、「え、このコンサートのチケットもう売り切れだと思っていたけど、どうやって手に入れたの?」という質問に対して「Durch Vitamin B」(コネのおかげ)などと返すことができます。また、「彼はどうやって一か月で部長になったの」に対しては、「Sein Vater ist der Boss. Das ist alles Vitamin B」(彼のお父さんは社長なので、全部コネクションのおかげだよ)と答えられます。
ドイツ人の会話でよく出てきますので、こちらのフレーズはとても便利です。
Vitamin Bは世界中でキャリアなどに影響を及ぼしていますが、皆さんもちゃんと自分のVitamin Bを使ってくださいね。

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