2016年ドイツの統一の日現地お祝い参加レポ in ドレスデン

みんなさん、Guten Tag!　Wie geht es Ihnen？「ドイツ統一の日」の記事覚えていますか？
私は、実家ドレスデンでの、今年2016年で26回目となるドイツ統一のお祝いに参加してきました。
10月１日から10月3日までに、万博のような感じで、ドレスデンの街の中にドイツの連邦州のパビリオンが置いてあって、各州が自分の特徴のものを展示していました。

今年、ドレスデンのあるザクセン州はホストなので、一つのパビリオンではなく、職人のテント・経済テント・観光テントなどがありました。
結局3日間あっても、全ての州のパビリオンを見ることができませんでした。
ですが、私が見て気に入った2つのドイツ統一の日パビリオンを紹介したいと思います。

① バーデン＝ヴュルテンベルク州
ドイツ南部の州で、シュトゥットガルトが有名な州です。
私のお父さんはバーデンヴュルテンベルク出身なので、絶対にこちらのテントに行ってみたいと思いました。
バーデンヴュルテンベルク州にはよく行っていましたが、それでも知らない情報がたくさんありました。
バーデンヴュルテンベルク州は、ドイツでも経済が強い州で、様々な産業があります。
その産業の展覧会がありました。
ドイツで市場シェアNo1で、ドイツお土産によく使われる「リッタースポーツ（Ritter Sport）」チョコレートもこの州からきました（Stuttgart市）。
それ以外のドイツの有名お土産として、黄色い熊が目印のシャボン玉「Pustefix」もTübingen(テュービンゲン)の商品でびっくりしていました。
ですが、一番びっくりしたのは、私が大好きな「Spaghetti Eis」（バニラ味のスパゲティ形のアイスクリーム）もMannheimの発明品のことでした。こちらのパビリオンのスタッフはとてもやさしくて、面白い話をしてくれました。
バーデンヴュルテンベルク州は、産業が強い地域で、ペン・シール・携帯スクリーンのクリーナーなどたくさんのノベルティをもらいました。
みんなに見せたかったですが、私のお父さんはそのものがほしくて、写真撮る前にお父さんに渡しました。　（いい娘でしょう　（笑））

②Bundestag （連邦議会）のパビリオン

各連邦州のパビリオン以外にも、例えばドイツ連邦議会のパビリオンがありました。
他のパビリオンはセキュリティチェックがありませんでしたが、連邦議会のパビリオンには厳しいチェックがありました。
政治意識を高めるため、こちらのパビリオンにはドイツの国会議事堂のコピーが作られて、現在の政府の党の割合と別れて、例として、新しい法律の票決を経験ができました。
今回の例法律は「Butterstollengesetz」（シュトーレンのバター率の法律）でした（笑）。
連立与党はドイツのシュトーレンの性質を守るため、100グラムの小麦粉にあたり、少なくとも30グラムのバターが必要だとの法律を制定しようとしました。
どうしてその新しい法律が必要かとの説明を聞いてから、野党はどうしてその法律がいらないものなのかという話が聞きました。
与野党の理由を聞いてから、観覧車はその法律について投票をかけました。

ドイツ人は、日本人同様、政治に対して強い意識を持っている人は少ないと思いますが、今回は、実際の法律の作り方について経験ができて、とても面白かったです。
ちなみに、多数は「Butterstollengesetz」（シュトーレンのバター率の法律）を賛成でした。与党の法律が通りましたね。
法律の発表がおわってから、参加賞としてたくさんの小さいプレセントをもらって、たぶん今年と来年の1年半くらいは、私はボールペンも買わなくていいです。
それくらいボールペンを連邦パビリオンでもらいました。

こちらのふたつ紹介したパビリオンは一番楽しかったです。
もちろんパビリオン以外にもいろいろなイベントがあって、それぞれも楽しかったですよ。
ドイツはビールの国ですので、もちろんビールについてのパビリオンもありましたよ！
100mlのTrialビールが1ユーロ！　私は昼だったので3杯だけTrialしてみました。

ちなみに、メルケル首相もドイツ統一の日にドレスデンに来たみたいですが、残念ながら見る機会がありませんでした。

2016年の統一の祝いはうまくできたと思いますが、ドイツ統一の日である10月3日の夜には統一反対・難民反対デモがあって、少し焦りの色も出ていました。

来年2017年のドイツの統一の祝いは、Mainz市（フランクフルトの南西にあります）で行われるので、またぜひ行ってみたいと思います。みんなさんもぜひ遊びに来てください。