
Keita(ケイタ):
「Dr. ECOM、最近ニュースで“コメの価格が高騰/値上がり”って聞いたんですけど、『高騰』って英語で何て言うんですか?」
Dr. ECOM:
「“Soaring prices” って言うよ。たとえば “Rice prices are soaring in Japan.”(日本ではコメの価格が急上昇しています)というふうに使えるんだ。」
- Soaring prices(ソーリング・プライシズ)
- 和訳: 価格の急上昇
- 解説: 「空高く舞い上がる」という意味の「soar」を使って、値段が急激に上がることを表す。
2. なぜコメ価格が上がるの?
Keita:
「どうしてコメの値段がそんなに上がるんでしょうか? いつもの年より作る量が少ないからですか?」
Dr. ECOM:
「一つは、天候不順とか、生産コストが高くなっていること。さらに、世界全体でコメの需要が増えているからとも言われているんだよ。」
Keita:
「生産コストって、たとえば肥料(Fertilizer)の値段とかですか?」
Dr. ECOM:
「そう、Fertilizerの値段が上がると、農家はコメを高い値段で売らないとやっていけないからね。」
- Fertilizer(ファーティライザー)
- 和訳: 肥料
- 解説: 作物を育てるための栄養を与える物質。価格が上昇すると、農産物全体のコストに影響を及ぼす。
3. 政府の対策:コメ備蓄放出
Keita:
「それで、ニュースで、日本の政府が“備蓄していたコメ”を使うって言ってました。英語で備蓄を何て言うんですか?」
Dr. ECOM:
「“Reserves” や “Stockpile” なんかがよく使われるよ。
例:“The Japanese government will release its rice reserves.”(日本政府はコメの備蓄を放出する予定だ)」
- Reserves(リザーブズ) / Stockpile(ストックパイル)
- 和訳: 備蓄(品)
- 解説: 必要なときに備えてためておく物資や資源のこと。ここではコメの備蓄を指す。
4. 短期的な対策? 根本原因?
Keita:
「コメを放出すれば、ちょっとは安くなるんですよね。でも、一時的じゃないですか? 長い目で見ると、どうするんでしょう。」
Dr. ECOM:
「そこが難しいところだね。英語では “short-term fix”(短期的な解決策)と呼ぶよ。でも長期的には “root causes”(根本的な原因)を解決しないといけないから、持続可能な農業政策が大事だね。」
- short-term fix(ショート・ターム・フィックス)
- 和訳: 短期的な対策・対症療法
- 解説: 根本的な問題を解決せず、一時しのぎの策を表す。
- root causes(ルート・コーゼズ)
- 和訳: 根本的な原因
- 解説: 表面的な対策だけでなく、問題の本質を解決する必要性を示す。
5. 今後の対策と期待
Keita:
「やっぱり安定してコメが買えると助かりますよね。日本だけじゃなくて、世界中が食べ物不足にならないといいんですけど……。」
Dr. ECOM:
「そうだね。農家への支援や災害対策、気候変動への対応など、いろいろ考えなくちゃいけない。英語で言うと “sustainable agricultural policies” が重要ってことだね。
例:“We need sustainable agricultural policies to ensure stable food supplies.”」
- sustainable agricultural policies(サステイナブル・アグリカルチュラル・ポリシーズ)
- 和訳: 持続可能な農業政策
- 解説: 農業が自然や地域と共存しながら長期的に生産を続けられるようにするための方策。
Keita:
「なるほど。コメ問題は日本だけじゃなくて、世界の問題でもあるんですね。今日も勉強になりました、ありがとうございます!」
Dr. ECOM:
「どういたしまして。英語の表現を知ると、世界のニュースももっと深く理解できるからね。これからも一緒に学んでいこう。」
まとめ:重要英単語・フレーズ一覧
- Soaring prices:価格の急上昇
- Fertilizer:肥料
- Reserves / Stockpile:備蓄
- short-term fix:短期的な対策
- root causes:根本的な原因
- sustainable agricultural policies:持続可能な農業政策
使い方のヒント
- ニュース記事などで「価格が急騰している」「備蓄を放出する」という表現を見かけたら、ここで覚えた英語表現を思い出してみましょう。
- 「root causes(根本原因)」や「short-term fix(短期的対策)」は、英字新聞や国際ニュースでもよく見かける表現です。