
Dr. ECOM: 「やあ、Keitaくん。今日は英語ニュースでよく出てくる“関税(tariff)”について、いっしょに勉強してみようか。」
Keita: 「よろしくお願いします!ニュースで“関税”って言葉を聞いたんですけど、英語だと“tariff”って言うんですよね。どういう意味か詳しく知りたいです。」
Dr. ECOM: 「“tariff”は、外国から商品を輸入する際に政府が課す追加のお金のことなんだ。“imported items(輸入品)”に対して“tariff”をかけると、その商品は高くなる可能性があるんだよ。」
Keita: 「なるほど。関税がかかると何が起こるんですか?」
Dr. ECOM: 「たとえば、アメリカの政府が“tariff”をかけると、“government might charge more money”という表現ができるように、輸入品に対して追加の料金を請求することになる。そうなると、“help American businesses sell more”という効果がある、つまりアメリカの国内企業の商品が相対的に安く見えて売れやすくなる可能性があるんだ。」
Keita: 「でも、海外の商品が欲しい人は、値段が高くなると困っちゃいますね。」
Dr. ECOM: 「そうだね。輸入品が高くなって“families might have to spend more money”という状況にもなるから、一般の人々にとっては負担が増えることもあるんだ。そして、その国からすると、やり返して“fight back”しようとする場合がある。つまり、今度はアメリカの商品に関税をかける、という形で“trade war(貿易戦争)”に発展するおそれがある。」
Keita: 「ニュースで“trade war”って言葉を聞いたことがあります。お互いに税金をかけ合って、経済が大変なことになるんですよね?」
Dr. ECOM: 「その通り。お互いが競い合って関税をかけるようになると、どちらの国も困る“貿易戦争”のような状況になってしまう。こういう時、よく使われるフレーズに“figure it out”があるんだ。これは“解決策を見つけ出す”とか“何とかする”って意味だよ。」
Keita: 「“figure it out”ですね。頭に入れておきます。じゃあ、今はそういうニュースが多いけど、今後はどうするんだろう?」
Dr. ECOM: 「“for now”=“とりあえず今は”っていう表現も覚えておくといいね。今のところは、各国のリーダーたちが話し合って解決を目指している最中だよ。関税は自国の産業を守る役割もあるけれど、行き過ぎると大きな問題を生むこともあるから、慎重にやらなくちゃいけない。」
Keita: 「よくわかりました! 英語のニュースだと“tariff”とか“trade war”って言葉が出てきたら、関税をお互いにかけ合っている状況なんだな、って理解できそうです。」
Dr. ECOM: 「その通り。英語のニュースを読むときは、新しい単語の意味だけじゃなくて、どう文中で使われているかも見てみるといいよ。困ったらまた聞いてね、Keitaくん。」
Keita: 「ありがとうございます、Dr. ECOM! これから英語のニュースを読むときに、ちゃんとチェックしてみます!」!
重要英単語・フレーズの解説
- tariff
- 和訳:関税
- 解説:外国からの輸入品に対して政府が課す追加の税金。物の価格を高くし、自国産業を保護する目的で用いられる。
- imported items
- 和訳:輸入品
- 解説:海外から国内に持ち込まれる商品や製品。関税がかかる対象となる場合が多い。
- government might charge more money
- 和訳:政府が(商品に対して)追加のお金を課すかもしれない
- 解説:tariff(関税)の仕組みを表すフレーズ。海外から入ってくる商品に対して政府が追加徴収する行為を示す。
- help American businesses sell more
- 和訳:アメリカの企業がより多く売れるよう助ける
- 解説:関税をかけることで、輸入品の値段が高くなり、相対的に国内製品が安く見えるため売りやすくなる状況を指す。
- families might have to spend more money
- 和訳:家族(一般の消費者)がもっと多くのお金を使わなくてはならなくなるかもしれない
- 解説:関税によって輸入品の価格が上昇し、消費者が負担を強いられる可能性を表す。
- fight back
- 和訳:やり返す、反撃する
- 解説:ここでは貿易の文脈で「相手国が関税をかけてきたら、自国も相手国の製品に関税をかける」などの対抗措置を示す。
- trade war
- 和訳:貿易戦争
- 解説:国同士が互いに関税をかけ合うなどして、報復措置が連鎖的にエスカレートする状態。経済活動に大きな悪影響を及ぼす。
- figure it out
- 和訳:解決する、何とかする
- 解説:問題の答えや解決策を見つけることを表す口語的表現。「どうにかする」「工夫して解消する」のニュアンス。
- for now
- 和訳:とりあえず今は
- 解説:今の時点では、という意味を持つ表現。将来的に状況が変わる可能性を含んでいる。
- “関税”が持つ二面性(まとめ)
- 和訳:保護と負担
- 解説:関税は「自国産業を保護できる一方で、消費者の負担が増す」という二面性を持つ、という内容を総括した考え方。英語で説明する際は “Tariffs can protect local businesses but might raise prices for consumers.” のように表せる。