Всем привет! Ecomのユリヤです。もう少しで、日本の学校も夏休みですね。
日本やロシアに限らず、夏になると子供をどこに連れていこうか、頭を悩ませる人は少なくないと思います。私は東京に住んでいた頃に、六本木にある美術館が夜にもオープンされるイベントに参加して(「六本木アートナイト」というイベントです)、子供もたくさん参加していたことに感心した記憶があります。
実は、私が現在住んでいる町ペルミでも、この前ナイトミュージアムのようなイベントがありました!ロシアでは幼いうちから歴史に興味を待たせることを意識しているため、教育の一環として子供を博物館や美術館に連れて行く文化があります。以前もお話したように、芸術が街の隅々まで広まっていることが分かります。なので、今回のイベントにも様々な世代の人たちが来ていました。
イベントは「ночь музеев」(ミュージアムの夜)と名付けられていて、ペルミを代表する数か所の美術館が夜の23時頃まで開かれていました。入館料もいつもの100~200ルーブルよりはるかに安い30ルーブル(約75円!安い!)で、様々なイベントも開かれていました。
その中で私が行ったのは、第ニ次世界大戦をテーマとしてソ連時代に作られた博物館です。
ここでは、当時を物語るさまざまな展示物が見られました。戦場に行った兵隊からの手紙や武器を作る工場で働いた女性の生活がわかる展示、また当時使われていた武器なども間近で見ることができました。
他にも、この日だけはロシア伝統音楽のコーラスライブや、ロシアの伝統的なゲームといったイベントも行われていました。
私は日本育ちでこのような経験をしたことがなかったため、思い出深い1日となりました。
一番印象的だったのは、伝統音楽のコーラスに意外と若者が多く参加していたことです。私が10代だった頃は日本の友達もロシアの友達も、アメリカの音楽の様に、世間的に「かっこいい」「イケてる」と言われる文化に興味を持っていました。
ところがこの若者たちは、胸を張って自分の国の伝統を守っているのです。このように、自分の先祖が作り上げてきたものに興味を示し、その伝統を次世代につなげていく若者がいることは素晴らしいことだと思います☆
日本は外から学びながら、自分たちの文化も大切にしている国です。ロシアはその点が少し物足りないといつも思っていました。ですが今回、民族衣装のサラファンやルバシカをかっこ良く着こなし、進んで行事に参加する若者を見てとても嬉しくなりました。
ロシアではこれからも、伝統文化への関心が深まるようなイベントが開催されると思うので、ロシアを訪れた際には是非ご参加くださいね。
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