イギリスのアフタヌーンティーってなに?

Keita:ねえDr.ECOM、イギリスの「アフタヌーンティー」ってなに?
ただの紅茶を飲む時間?

Dr.ECOM:いい質問だね、Keita。アフタヌーンティーは、紅茶を飲むだけじゃなくて、サンドイッチやスコーン、ケーキを食べながら楽しむ、イギリスの伝統的な午後の習慣なんだよ。

Keita:へえ、そんなにいろいろ食べるんだ!

Dr.ECOM:そうなんだ。英語では “It’s much more than just tea.” って言うよ。つまり、「ただのお茶以上のもの」ってことだね。

Keita:なんでそんな習慣ができたの?

Dr.ECOM:それはね、1800年代のイギリスでは、夕食が夜8時ごろと遅かったんだ。お腹がすいちゃうから、アンナという公爵夫人が、午後に軽くお茶と食べ物を楽しむようになったんだよ。

Keita:それが広まったんだね。

Dr.ECOM:そのとおり。最初は上流階級の人たちだけだったけど、だんだん “over time”、みんなが楽しむようになったんだ。

Keita:どんな食べ物が出るの?

Dr.ECOM:三段のティースタンドに分かれていて、下の段には “finger sandwiches”、つまり小さなサンドイッチ。真ん中には “scones”(スコーン)っていうパンみたいなお菓子。そして一番上には “cakes and pastries”、いろんなケーキや焼き菓子があるんだ。

Keita:スコーンってクッキー?

Dr.ECOM:似てるけどちょっと違うね。外は少しかたくて、中はふわっとしてるよ。ジャムと “clotted cream” をつけて食べるのが定番なんだけど、ジャムを先にぬるか、クリームを先にぬるかで、今でも意見が分かれるんだ。

Keita:そんなことでもめるの?(笑)

Dr.ECOM:イギリス人にとっては、けっこう大事な話題なんだよ。
それくらい、アフタヌーンティーは特別な時間なんだ。

Keita:なんか楽しそうだね。食べるだけじゃなくて、しゃべったりもするの?

Dr.ECOM:もちろん!アフタヌーンティーは “a social event”、つまりみんなで集まって会話を楽しむ場でもあるんだ。おしゃれな服を着て、おだやかな時間をすごすんだよ。

Keita:ぼくもイギリスでやってみたい!

Dr.ECOM:そのときは “I’d love to try afternoon tea!” って言ってみよう!きっと素敵な思い出になるよ。

■ 重要単語・表現

英語表現・単語日本語訳/説明
afternoon teaアフタヌーンティー(イギリスの午後のお茶と軽食の習慣)
tradition伝統
much more than just tea「ただのお茶以上」=深い意味や価値があることを表現
started in the 1800s1800年代に始まった
duchess公爵夫人(貴族の女性)
over time時間とともに/だんだんと
finger sandwichesフィンガーサンドイッチ(小さな細長いサンドイッチ)
sconesスコーン(イギリス風パンのようなお菓子)
clotted creamクロテッドクリーム(スコーンに塗る濃厚なクリーム)
cakes and pastriesケーキと焼き菓子
social event社交のイベント/人と集まる場
I’d love to try ~~をぜひ試してみたい
not just about food食べるだけのものではない=もっと意味があるというニュアンス
debate議論(例:ジャムを先に塗るか、クリームが先か)
enjoy good conversation楽しく会話をする

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