最近、働き方改革の流れから、学校現場の負担をもっと軽減しよう!という取り組みが進んでいます。
確かに、仕事上学校の先生達をみていると、サービズ残業当たり前で、残って20時、21時まで仕事をし、
翌朝8時までに学校に来られるなど、本当に大変な仕事だなと感じている次第です。
それに加えて、
夫婦共働きの流れから、家のしつけやマナーまで、学校の先生に求める保護者の増加や、
多忙感から、先生のミスがおきたときのマスコミや社会の騒ぎ立て方など、
気を抜けない、我々とは一つ上行く緊張感が、常時あるように思えます。
そんな状況から、
現場の学校の先生達を助けたい。
一助となりたい。
というのはしごく当然の流れで、私達も民間の1人として支持したいです。
今、政府(経産省)の補助金も出て、いわゆる、「学校業務の民営化」と呼べる流れが来ています。
ただ、個人的に、
省力化において、授業本体と、学校補助業務 は分けて捉えてほしいと、政府・民間事業者には思っています。
当校ECOMも、2023年に、学校の探究的な学び支援サポートの企業として、経産省のプログラムに参加しましたが、そこで他社さんのプレゼンも見ました。
彼らのアピールとして、
「先生を忙しいから解放してあげたい! うちに授業を外注すれば、すべてマルットやってあげるので、先生は何もしなくていいですよ。 どうです素敵でしょう!」
意訳するとこんな感じ。
当初は、当校ECOM(イーコム)も近いアピールを考えていましたが、
現場の学校の先生方と接するうちに考えが変わりました。
「外部授業は、完全民間委託ではなく、共同作業がよい」
と。
そう思った理由は2点あります。
それは、
1.「先生の本分である、授業領域は、やはり先生自身も関わりたい。それほど自身の子供達に責任感をもっている」
2.「現場の先生の知見・ノウハウは、我々民間事業者にも、とても有益である」
1点目については、
いわずもがな、指導教諭として入ってきている教えのプロである先生達です。
またクラスの子供達を誰よりも理解して、責任感があります。
そうした先生たちに、忙しいから授業を外注しましょう。 先生を楽にしてあげますよ。
と言われても、99%の先生は、モヤッとしたものを感じるはずです。
これが業務削減は、メイン授業以外にしよう!という意見の理由1になります。
2点目について、
学校の先生、当校は、30-50代の英語の先生と多く交流がありますが、私達が思っている以上に、とっても優秀です!!
私達40,50代が子供の頃いた英語の先生に比べて、海外留学もなされ、英語指導の定期的な勉強会・ノウハウ共有などなされ、民間の英語講師に勝るとも劣らない素晴らしい実力の英語の先生達でした。
そんな優秀な学校の英語の先生達と共同作業をとることで、私達も多くのことを学び、英語教育論の共有ができています。
ですので、
昨今、先生の多忙問題から、進められている学校業務の民営化。
民間の新しい知恵・サービスを取り入れるのは大賛成なのですが、学校の授業を民間に完全委託してしまうのは、間違っていると考えます。
当校も、学校の外部授業をやっていて思うのですが、
外部授業は、一種のお祭り感があります。
お祭りは、完全委託してやってもらうより、一緒にやった方が全然楽しいし、記憶に残ります。
当校の【ECOM Cultures】をはじめ、学校向け語学・異文化授業サービスは、先生達と一緒に作り上げていけるサービスを目指しています。
ぜひ、子供達に楽しい祭り授業を提供するため、先生方のお力をお貸しください。
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