当校ECOMは、
英語のオールイングリッシュ化
は、英語力向上の観点から、おおむね賛成しています。
0か、1ではないですが。1に近い方。
もちろん、オールイングリッシュ授業に対して、学校の現場の先生を中心に多くの反対意見があるのは知っています。
しかしそれと同じように英語だけで英語の授業を教えることに、賛成意見も多数あり、賛否両論というのが現実だと思います。
ここでは、批判のそもそも論は置いておいて、英語のみで教えるオールイングリッシュ授業をよいものにするにはどうしたらよいかを書いていきたいと思います。
大きく、下記2点の向上です。

1.先生の英語力アップ
そもそも英語の先生に英語力がないと、英語だけで教えるオールイングリッシュクラスを成り立たせることは難しいです。
旧来の日本語中心の授業スタイルだと、私の通っていた地元公立中学校の英語の授業がそうでしたが、
「○○、これを訳してみよ!」
「そうだな、正解、次○○、訳してみよ」
という形で、先生の話す9割以上が日本語でした。
英語だけの授業の場合、言いたいこと、思い浮かぶことををすぐ英語で出せる力、難しい言葉を簡単な言葉に置き換える力、それをサポートする語彙力などが必要になってきますため、それを行うには、英検準1級(TOEIC860, CEFR:B2)レベルは、必要となってきます。
文科省の2015年の調査によりますと、全国の公立中学・高校の英語教員のうち、英検準1級以上かそれに相当する資格を取得しているのは中学で28.8%、高校で55.4%とのことです。
英語力を上げるためには、宣伝になってしまいますが、当校ECOMのマンツーマンオンラインレッスンを活用をお薦めします。
TESOL/TEFL有資格のネイティブ講師が、英語を英語のまま教える指導で、皆さんの英語力アップに貢献いたします。
サンプル授業
2. 指導方法(Teaching skill)と授業準備
Teach English in Englishは、まったく違う教え方が必要です。
オールイングリッシュのクラスは、もう
従来の「文法偏重・和文英訳式」のクラスとまったく別の科目だ
という意識で教える必要があります。
一番よくないのが、これまでの「文法偏重・和文英訳式」のクラス内容を、ただ英語で話すだけ、というものです。
そして試験もこれまでの内容を使って、「英文和訳だったり、発音記号を書かせたり、文法項目を問う」などです。
英語を英語のまま行う授業では、それよりも、
音を起点
にしたものがよいでしょう(フォニックスは子供だけでなく大人にも効果的です)。
いずれにしても、これまでの授業をそのまま英語化しようとするのでなく、オールイングリッシュ授業に即したレッスンプランを考えるべきです。またオールイングリッシュ授業には、事前準備が必要です。その事前準備に必要なものは、Ecomが多くを無料提供して先生の授業をサポートしようと考えています。
また、その他の一助として、国際英語教授資格であるTESOL/TEFLを取得するのもよいと思います。こちらは最短5週間からとれるもので、留学してとる以外に、eラーニング(遠隔授業)もあります。ここでは、英語のみで英語を教えるノウハウがあります。

オールイングリッシュ教授で各要素分解
–語彙、フレーズ:
日本語訳させるのでなく、音とイメージで覚える形に転換すべきです(フラッシュカード理論)。
–文法:
最も議論が分かれる箇所ですが、文法は0でいいとは言いませんが、1/10くらいに少なくしてよいと思います。
文法ではなく、構文のような形は、おしえていいと思いますが、最初から文法を教えるのでなく、最初はフラッシュカードなどを使った暗記で、語彙やフレーズを増やして、その後、折をみて、この文章はこういう構文が含まれているのだよ、程度の気づきを与えるのが文法(構文)授業の理想だと考えています。
–スピーキング:
生徒参加型のActive learning式を取り入れていくべきです。
–ライティング:
Show and tellで話す内容を文章で書かせたり、英検式のライティング指導がよいです。
またディクテーションもゲームやクイズ形式で行ってみるとよいでしょう。
- 音読:
小学校の国語の時間同様、英語の習った対話文を宿題として、音読を課しましょう。
音読から暗記までできると、英語の引き出しがどんどん溜まっていきます。

*もし、なかなか難しい場合、事前に、英語のみの授業で行う内容のシラバスを、日本語または英語で文書として配っておくと、子どもたちの理解も深まります。
・どうしても日本語が使いたい場合、最初に英語で話した上で、それを日本語で説明する形はいかがでしょうか?
例:Raise your hand, if you have any questions. わからなかったら手を挙げて質問してね。
