ロシア人を騒がせたニュース:聖イサアク大聖堂をロシア正教会に返還


Всем привет! みなさんこんにちは!この頃は日露関係も深まり、日本を訪れるロシア人の数も、ロシアを訪れる日本人の数もだんだんと増えてきています。そうなるとロシア国内にある観光名所に注目が集まってきます。そこで、最近ロシアの中でとてもよく話題になる聖イサアク大聖堂の話が必ずと言っていいほど出てきます。ピョートル大帝によって19世紀にたてられた(建てるのに40年かかったのだとか!)この聖堂は、ユネスコの世界遺産にも今はなっています。

そして今、サンクトペテルブルグの政府が世界で4番目に大きいこの聖堂をロシア正教会に譲渡しようとしている!という話題でロシアでは様々議論が行われています。

聖イサアク大聖堂は聖堂と博物館とが合わさった施設でした。そのおかげで、ほかの宗教の人やロシア正教に関係のない人、または宗教が苦手なひとが違和感なく入ることができたのです。聖堂のみになってしまったら、せっかく遠くからロシアに来てくれた観光客(特に自分の宗教に厳しい人)がこんな宝物を観ずに帰ってしまう!というのが多くの人の意見です。

また、博物館であったため、入場料が発生しており、そのお金で従業員の給料の支払いや施設管理がされていましたが、聖堂となると当然入場無料となります。しかも国ではなく教会の管理になるため、世界遺産を教会任せにしてしまうという声が大きいです。

面白いことに、この意見にはロシア正教会の信者も同意しています。そして、ロシア正教会のトップも「これはサンクトペテルブルグで行われていることであり、私たち支持ではありません」と関係を否定しています。

もちろん「教会に渡そう!」という人もいておかしくないと思うのですが、今のところ、私の周りだけかもしれませんが、そういう意見は聞いたことがありません。

いずれにしても、今のまま残っても聖堂だけになっても、とてもきれいなところなので、サンクトに行かれた際にはぜひお立ち寄りくださいね

 

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