■ECOMメソッド
4: 話す割合。講師4割、生徒6割。
ここからは英語脳とは少し話しがずれますが、ECOMメソッドの4番目として、
「話す分量」に気を使っていることを紹介します。
皆さんは英語のレッスンを受講した際、講師とあなたではどちらがよく話していますか?
大抵は、講師が一方的に話す(または語る)のが多いのではないでしょうか?
先日、他のオンライン英会話スクールを受講している人のレッスンを見させてもらったことがあります。
先生は、フィリピンではなく、アメリカ人の方で英語は問題なかったのですが、
学習というよりも、
日本人が「うん、うん」相槌をしたり、頃合いをみて問いかけが出る一方、
当の英語講師は、気持ちよさそうに英語で自由気ままに話しています。
もちろん用意されたPDF教材を出すことがある一方、どうしても単なる雑談に終始しがちです。
正確に全てを測ったわけではないですが、現在日本で行われている大半の英語レッスンは、話をしている時間は、講師8割、生徒2割といった感じでしょう。
弊社では、語学教育の現場経験から、
少なくとも授業時間の半分以上は生徒が話し、
講師は会話を引き出すことはもちろん、
生徒様の英語の間違いを指摘し、その解説を行い、
全体的に講師自身が話す時間は、授業時間の半分以下に抑えるべきだと考えています。
ですので、当校では、
講師陣には、話す割合は、講師4割、生徒様6割
という比率を目安として通知しています。
もちろんこの割合は、その生徒様の英語レベルや性格、その時々の生徒様の状態によって変動することがあります。
ただ、それでも、当校では生徒様がクラスの半分以上を、主体的に話せるように授業スタイルをもっていきたいと当校では考えています。
5.講師が間違いをその場ですぐ指摘、矯正。
皆さんは英語のレッスンを受講した際、その先生は的確に英語の間違いを指摘し、直してくれますか?
もしこの間違いの指摘、修正がない場合、
そのレッスンは、レッスンとは言えず、
単なる”おしゃべり”
でおわってしまっているかもしれません。
もちろん、”おしゃべり”で授業を行うことがすべて悪いというわけではありません。
生徒様の中では、英語を気持ちよく話したい、流れを遮らない方がいい、英語恐怖心をなくしたい、という方もいらっしゃいます。
その場合は、講師があえて肩の力をぬいたおしゃべり(Small talk)で授業を行っていくこともあります。
ただ、基本は、授業においては、講師は責任をもって、生徒様の間違えた(不適切な)表現を指摘し、直すべきだと考えます。
もし、そうした直しがないと、それがそのまま正しい(通じる)表現だと思い込み、間違えた表現をそのまま使い続けていく恐れがあります。
(とりわけ日本にいる講師の指導を受けると、和製英語や、日本式発音でも意味が推測できてしまい、訓練されていないアマチュア講師だとこの傾向が大きいでしょう)。
直しが入り、
かつ「ECOMメソッド2で取り上げた」関連・類義語表現の解説が入り、何度もその点を注意して実践すること
で着実にあなたの英語力が改善されていきます。
6.リピートよりも自由作文重視。
ある大手英会話学校では、Methodとして、
講師の言う表現を即座に反復して繰り返し言う(repeating method、カラン)、というものがありました。
こちらは、昔、私自身も通っていたのですが、正直何がなんだかわからない、
というものでした。
習った表現を、考える間を持たず、間髪いれずに英語でリピートさせる。
なんだか自分が機械になったかのようでしたし、
何より、その場ではなんとか講師に続けて言えたとしても、5分後にはもう既に何を言ったか忘れてしまっていました。
こうした方法は、個人の嗜好の違いはあるとしても、あまり有効ではないと考えます。
なにより語学は完璧な文を覚えていくことだけでは、応用がききにくいということがあります。
また間髪いれずに繰り返しという方法も、
理論をある程度理解できる年齢に教える場合、
「きちんと考える時間を与え、自ら作文をさせ、それを添削指導する」
方がよっぽど効果が高いと考えます。
ですので、当校では、
レッスンの際に習う英語の単語、イディオム、表現などを解説した上で、
生徒様にその表現を使って実際に文を作ってもらい、確認する
処置をとっています。
授業時間の関係で全ての表現に対して、作文練習は難しいですが、
授業の間に、適宜このような指導の理念を垣間見ることができます。
7.笑顔
”笑顔”には緊張をほぐす力があります。
せっかくのレッスンの時に、変に緊張した状態では効果は半減してしまいますね。
そのようなことがないように当校では、講師の採用基準に人柄も含めた”笑顔”を設置してあります。
ですので、当校講師陣の”笑顔”には自信があります。やさしい笑顔で皆様の学習をリードしていきますので、是非皆さん一緒に英語学習を頑張りましょう!