英検対策オススメ学習法
Step1. 過去問
まず1回分だけでいいので、過去問を解いてみてください。
その1回で、色々なことがわかるはずです。
・どんな問題が出されるのか?
・どの問題が難しくて、どれが比較的易しかったか?
・時間は?
・苦手な問題は?
など
せっかく、最新の過去問3回分が、無料で、英検協会のホームページにUpされているので、
ぜひ、まずは過去問を活用しましょう。
聞いた話、
英検試験を受ける人の、実に『6割もの人が、過去問を一度も解いたことがない状態で、試験を受けていた』そうです。
一番重要なことは、まず最初にやりましょう!
Step2. 苦手分野を知る。リスニング対策を終わらせる。
過去問を受けて、なんとなく自分の苦手なところがわかるはずです。
語彙ですか?
読解(Reading)ですか?
英作文(Writing)ですか?
Listeningパートは、英検試験の中で、一番易しいと言われています。
Listeningは、問題形式になれるよう、再度、1回目の過去問を確認し、もう1回くらい自分で解いておきましょう。
それをすることで、リスニングは早々に対策から除外できます。
Step3. 苦手分野対策
見つけた苦手分野だけでいいので、過去問をやり込みましょう。
旺文社から出ている「分野別予想問題」や、「練習問題」の本を買ってやるのもいいですが、
それらは、本番試験よりも難易度を上げて作ってあります。
本番の方が難しかった場合、本番試験を受けた人からクレームが来ることを恐れてです。
ですから、無駄に難しい予想問題にチャレンジするより、過去問に絞って行う方が効率的だと考えます。
・語彙パート対策:
専用の単語帳や語彙アプリを買ってもいいですが、
機械的な作業が嫌いな人、もっと効率重視の方は、
読解や、英作文対策を行うことで、必要な語彙が連鎖的についてきます。
といいますのも、英検のその級に求めている語彙は各項目共通しているため、
他のスキル項目、例えばライティングで、語彙力をあげれば、
それが語彙パートのスキルに直結してきたりします。
逆もしかりです。
語彙力を鍛えないと、英作文の点数は上がりません。
・読解(Reading)
ーパラグラフ・リーディングと呼ばれる、段落毎に言いたいことはなにかを考えながら読む方法。
ー文章を読んで、その文章を一文で要約してみる
などの訓練が重要です。 これはECOMの先生と一緒に行います。
・英作文
採点項目に沿った形で、ECOMの先生が、生徒の書いた文章を添削します。
英作は型があるので、答えをみて、型を覚えて、それをもとに書いていきましょう。
ECOMの先生も同様にアドバイスしてくれますよ。
赤入れ添削例
英検概要:
英検は、5級から一番難しい1級まで、級ごとに分かれた英語試験です。
(ECOMでは、4級から1級まで対策を行っています。)
TOEICがビジネス界のニーズで、
TOEFL, IELTSがアカデミックニーズで生まれたのに対して、
英検は出題の範囲に偏りが少なく、総合的な英語力を測ることができます。
もう一つ英検の大きな特徴は、豊富な語彙力です。
ビジネス英語などでは、決まった範囲の単語や表現を覚えておけばある程度通じるのですが、スモールトークをはじめにディスカッションなど、知的な会話を行う場合、芳醇な語彙力がある程度求められます。
英検では、しっかりした語彙力、読解力、作文力、リスニング力、そしてスピーキング力といった総合的な英語力を見てくれます。
Level | Ecom Level | 英検 | TOEIC | TOEFL(iBT) | IELTS | Cambridge |
上級 | 12 | 117-120 | 8.0- | CPE | ||
11 | 1級 | 960-990 | 110-117 | 7.5-8.0 | ||
10 | 900-960 | 104-110 | 7.0-7.5 | CAE | ||
中上級 | 9 | 準1級 | 840-900 | 97-104 | 6.5-7.0 | |
8 | 740-840 | 80-97 | 5.5-6.5 | FCE | ||
7 | 2級 | 640-740 | 68-80 | 5.0-5.5 | ||
6 | 540-640 | 56-68 | 4.5-5.0 | PET | ||
初中級 | 5 | 準2級 | 400-540 | 46-56 | 4.0-4.5 | |
4 | 3級 | 200-400 | 32-46 | 3 | KET | |
初級 | 3 | 4級 | 100-200 | |||
2 | ||||||
初学者 | 1 |
英検取得メリット
子供向けですと、英検取得が、入試や学校現場で大幅な優遇が得られる点があげられますが、ここでは大人向けに書いていきます。
1.自身のバランスの取れた英語力を測ることができる。
英検は、ヨーロッパのCEFR試験同様、日本の大きな英語試験の中では、最も出題バランスの取れた試験だと言えます。日々の学習達成度を測る目的から、各級をクリアしていくことは大きなモチベーションや達成感につながります。
2.英語の知的レベルを上げることができる。
芳醇な語彙力、自然科学や社会問題を扱った文章題など、英検では、そのまま教養となる問題が多く出題されていますので、試験対策をすることで、あなたの英語の知的レベルを引き上げることができます。
英検級別対策コース