ロシア人は金髪青い目ばかりではないというお話

Всем привет! みなさんこんにちは。Ecomのユリヤです。

日本は桜の季節になってきているころでしょうか？　ロシアも寒さが少し和らいで、みんな外でもデートを楽しんできていますよ。

ところでそんな道行くロシア人カップルを見ると、ロシア人って本当にたくさん、いろんな人が混ざっているのだなと感じます。

ということで、今日はそんなたくさんいるロシア人の民族比較をしてみました！

まずロシアに住む民族の実際の数字を調べてみると、なんと180以上の民族が暮らしているとのことです（2015年情報）。まずそれだけでも驚きですよね？

それではいったいどんな民族がいるかというと・・・

１．ロシア人（ルース人）

これは私を含むロシア人らしい顔をしたロシア人ですって言ってもよくわからない感じもしますが、金髪か栗色の髪の毛で、肌が白くて、目が青、緑、茶色の人たちです（黒髪・黒目のひともいますが）。宗教はだいたいロシア正教で、話す言語は家族内でも、家の外もロシア語です。日本人一般の人が想像するロシア人像だと思います。

２．タタール人

次に多いのがタタール人です。私はよくタタルスタンを訪れますので、以前もいろいろ書かせていただきましたが、タタール人は「トルコ系の顔」と「アジア系の顔」を混ぜた感じの見た目です。このミックスのせいかか本当にエキゾチックな美男美女が多いです。ほとんどの人はロシア人の血が混ざっていますが、中には、タタールの誇りを守りぬくということで、タタール人としか結婚しませんというご家庭もちらほら。宗教はイスラム教ですが、そこまで厳しくは守っていない人が９０％なので付き合いやすいかもです。言語は家庭にもよりますが、家族の中ではタタール語とロシア語のミックスで、外に出たらロシア語がほとんどです。

３．ウクライナ人

日本人から見たら見た目はロシア人と変わらないと思います。正直言うと、ロシア人の多くも、ロシア人とウクライナ人との区別がつきません。多くの日本人が外見上、韓国人と日本人の見分けがつかないのと同じ感じだと思います。

ただ、見分けの特徴は少しあります。「この人、ウクライナ人だな！」って思う典型は、『黒髪・黒目』、『鼻が少し長めで鼻の先がホンの少し上がっている時』です。ウクライナ人も混血が多数いるため、美男美女が多くいます。それが理由なのか知りませんが、多くのロシアの芸能界はウクライナの出身者が多いです。私が大好きな歌手のアニ・ローラックさんの写真をご覧くださいまし。美人でしょ？

ちなみに宗教も言語もロシア人と一緒でロシア正教、ロシア語のウクライナ人が多いです。（最近はウクライナの伝統を大切にしてあえてウクライナ語を話す人もいますが・・。）

４．バシキール人

バシコルトスタン共和国は、アジアとヨーロッパの境目、ウラル山脈の南西部にあります。このためギリギリヨーロッパですが、アジアに近いです。そのため皆さんお顔はどちらかというとアジア寄りです。知り合いの日本人でパシコルトスタンに遊びに行った人は、人だけ見てれば日本にいる感覚と言っていましたが、ロシア人の私から見れば結構違う気がします。どっちかというと日本とトルコあたりのハーフのようなお顔に見えます。わかりにくい説明で申し訳ございません。写真みて、女性はともかく、男性は日本人より髭があって彫が深いですよね。

言葉や食事は伝統的に守られているようで、お家でも外でもバシキル語とロシア語のごっちゃ混ぜです。最近は伝統的なバシキル語の学校もあるようです。

5. グルジア人（ジョージア人）

グルジア人はそれこそ陽気で熱い南の民族で、本当に彫の深い、濃い顔をしています。バシキール人の控えめなアジアン・ビューティと比較すれば、こちらはパッと目に入るけど、濃すぎて飽きてしまう美顔です。皆さんどう感じますか？

言語は当然グルジア語で、南国らしくチーズやワインで有名な国です。グルジアは現在ロシアではありませんが、ロシア国内にグルジア人はたくさんいます。ちなみに以前文学紹介で紹介いたしました、アクーニン先生もグルジア系です。ロシアの中のグルジア人のイメージは、優しくて、歌がうまい、食事にこだわりを持った陽気な人です。

ちなみにですが、歴史の有名人スターリンはグルジア人でした。

  ちなみに、ロシアにはまだまだ色々な民族集団が住んでいますが、とりあえず私の周りに多くいる民族をあげてみました。いかがでしたでしょうか？

ロシアと言えば、金髪青い目のロシア民族だけでなく、アジア系であったり、トルコ系の顔立ちの人が結構いることがわかってもらえたのではないでしょうか？v