世界一日本食を愛する国、ロシアの和風レストランへ潜入!

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Всем привет! みなさんこんにちは。Ecomのユリヤです。

私は日本からロシアの北の大地ペルミに来てもう2年になりましたが、初めて会うロシア人に「日本から来た」と言うと、やはりとてもびっくりされます。

その際は、質問の嵐をぶつけられることもしばしば。

その時、必ずと言ってもいいほど聞かれるのが「ロシアの日本食はどう?日本に比べたら全然ダメ?」です。

以前の記事でも紹介したように、ロシアで一番多いレストランは日本食ですからね。

今日はそんな、ロシアの日本食についてお話したいと思います。

 

その1:ロシア人はどんな和食が好き?

まず、ロシア人はびっくりするほど日本食を愛しています。

なんて言ったってロシア料理はもちろん、ウクライナ料理よりも、グルジア料理よりも日本食レストランは多いです。

日本で人気のラーメン屋さんの数と同じくらい、そこら中に「японская кухня」(日本料理)があるのです。

それだけではありません。

みなさん、日本のカフェに行ったら寿司って食べられますか?

答えは「нет」(いいえ)でよね?

ところがどっこい、ロシアの多くのカフェでは寿司が食べられるのです!

日本の喫茶店で、ビーフカレーやナポリタンが出てくるような感覚でしょうか。

また、イタリアンと日本料理を同時に楽しめるレストランもあります。

(イタリアンだけだとそこまで売れないけど、日本料理も置いておけば売れるのです!)

さらに、バーのような所でもたいていの場合はあります。

麺物やどんぶり、わかめサラダなどもありますが、一番多いのはやはりお寿司です。

中でも巻きずしが一般的ですね。

ロシアではアメリカやフランスなどと違って、照り焼きやてんぷらよりも圧倒的にお寿司が人気です。

ただ他の和食もあることにはあって、たとえばお味噌汁やてんぷら、そば、うどん…。

後は、意外にもほとんどのお店に置いてあるのが「お茶漬け」です。

世界一日本食を愛する国、ロシアの和風レストランへ潜入!

その2:気になる料理の中身は?

さて、気になるお味の方は?と言いますと、当然日本の味とは異なることがほとんどです。

決して美味しくないわけではありませんが、大陸で生魚は手に入らない点が一番の理由でしょう。

サハリンの様に海に近い地域ではフレッシュなお魚があるので、日本のようなお寿司が食べられます。

でもそれは例外で、他の地域では難しいです。

元々生魚を食べる習慣もないですしね。

その代わりに、火の入ったものからスモークされたお魚まで、日本では食べられない面白寿司がたくさんあります。

中でも私と日本の友達が気に入ったのは、

ホット寿司

です。

揚げてあったり、オーブン焼きして、

香ばしい海苔やとろけたチーズなどが本当に美味しいです。

あと、アイスクリームやフルーツ入りクリームをライスペーパー(生春巻きの皮)で巻いたデザート

も、とてもおいしいです☆

さらには、日本の感覚からすると失礼ながら「変」なお寿司もあります。

たとえば、

海苔の代わりにベーコンで巻かれているものや、鶏肉を挟んだ「肉寿司」です。

個人的には、日本で売っているピロシキに春雨が入ってるのと同じような感覚だと思います(笑)

(ロシア人に日本のピロシキのことを話すと、みんな目から鱗がびゅんびゅん出ます。)

ベーコンはさすがに勇気がなく頼みませんでしたが、鶏肉はここだけの話結構いけました☆

皆様もうお気づきでしょうが

「寿司」と呼んでさえしまえば「寿司」となるのです!

ロシア人の好みの食材にあわせて、寿司にするそっちの方が売れるし♡ということですね。

 

その3:お店はどんな感じ?

また、お店の雰囲気は中々面白いです。

なんちゃってアジアグッズや、中国の絵、韓国の文字、日本の置物などで飾られています。

当然多くのロシア人からしてみれば、日本の絵も中国の絵も一緒です。

ちなみに、「きょうと(京都)」がよくある店名の名前ナンバーワンです。

ペルミの高級和食店は「たぬき」で、私がよく行くのは「うみ」です。

そんなお店で働くスタッフはと言いますと、ペルミはアジア人が少ない分、高級和食以外のお店では金髪のお姉さんたちがバリバリ働いています。

彼女たちは中国風のチャイナドレス風のはっぴを羽織り、髪の毛にお箸をぶっさしている感じです!

日本男性のみなさん、一度は見ておきたい光景だと思いませんか?(笑)

ということで、みなさんもロシアを訪れた際には是非日本食レストランへ行ってみてくださいね。

 

びっくり!ロシア人の大好きな日本食レストラン事情
お箸のパッケージの裏やメニューの最後には、お箸の使い方が書いてあったりします★

お箸のパッケージの裏やメニューの最後には、お箸の使い方が書いてあったりします。

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