【5月1日】メーデーだけどフランス人はストライキしないの?

Ecom講師 Olfa

EcomのOlfaです。Comment allez-vous?

ゴールデンウィークで休んでいらっしゃる方も多いと思います。

実はフランスでも、一昨日は休日でした!それはなぜでしょうか?

フランスで何が祝われたのでしょうか?当ててみてください^_^

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はい、正解は「仕事」です!

フランスは5月1日La Fête du Travail(労働者の祭典)のためお休みになります。

ちなみに、この日を祝う言葉は:

JOYEUX 1er MAI ! = 5月1日おめでとう!
Joyeuse fête du travail ! = 労働者の祭典おめでとう!
Bonne fête du Muguet ! = スズランの祭典おめでとう!

という、3つの言い方があります。

それぞれの意味は、この記事を読めばわかりますよ^^

さて、「労働の祭」と言っても、どういうお祝いなのか想像できませんよね?

「もっと労働するために」「労働の大事さ」を祝うの?

日本にも「勤労感謝の日」という祝日がありますが、フランスは少し意味が違ってきます。

フランスの「労働の日」は、反対の意味です(笑)

元々この日は、ストライキの日ですね。

ストライキは19世紀のアメリカで、「1日の労働を8時間にしよう」という主張から発生した運動です。

1890年から、5月1日にストライキが実施されるようになりました。

それからは、労働が嫌いなフランス人も毎年5月1日に、自分たちの勤務期間を減らすための総合的なストライキを行ってきました。

フランス 5月1日 、La fête du travail(労働者の祭典)
1940年のストライキです。
「バカンスを取る権利がある」と書いてあります。

その後、ストライキの日は「働くはずなのに休むことができる」ことをお祝いする日になりました。

労働のお祝いはフランス以外のいくつかの国でも行われますが、La fête du travailには、いくつかの習慣があります。

その1つが、スズランです。1907年から、パリでは5月1日にスズランの花を買う習慣ができました。

スズランはフランス語でMuguet(ミュゲ)と言います。

今ではフランスの「労働祭典」を象徴する花になっていますが、元々は春、新しさ、改善、平和といったイメージがあります。

なので、企業、労働の世界がうまくいくように、春のように明るく改善されるようにお祝いします。

ちなみにこの日だけは特別に、誰でも許可なしでMuguetを売ることができます!

なので、駅の出入り口や大きい建物のそばでは、たくさんのスズランが売られています。

多くの人がそれを買って、お母さんや友達にプレゼントします。

お花屋さんもこの日は、ほとんどミュゲしか売っていません(笑)

フランスにいらっしゃる方は、ぜひお家でミュゲを飾ってくださいね。

フランス 5月1日 、La fête du travail(労働者の祭典)

Bonne fête du Muguet !

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