こんにちは!EcomのOlfaです。今日はまた、ラマダン明けのお祭「イード」についてお話します。
前回、イードはラマダンと反対に、ほとんどの行事を朝に行うと話しましたねけれど、それはなぜでしょうか?いくつかの理由があります。
ラマダンの時には夜に友達と一緒に食事をしたり一人で瞑想をしたりするのでで、夜遅くまで起きている人が増えます。イードではその習慣がつかないように、急にキリをつけて体をリセットさせます。夜の時間を利用するのは大切ですが、それは特別な時だけにしないといけないですからね。
他には、朝の短い時間でも色々なことが出来ることを証明するためですね。朝8時から12時はすごく短く思われます。でも実際に過ごしてみると、意外と多くの人と会って話して、たくさんお祝いすることができます。
イードの公式なお祝いは正午に終わって、午後は自分の好きなように過ごせます。これは「あなたがちゃんと早く起きて、早くやるべきことをやり尽くしたら、こんなに時間が余っちゃうよ!」「こんなに長い時間を、自由に使えるんだよ!」ということを理解してもらうためです。イードは早起きをするためのお祭とも言えますね。北アフリカではよく「早起きすると何でもできる」というニュアンスの名文が使われます。この思考は、イードにピッタリだと思います!(笑)
なお、イスラム教のイードは年に2回あります。次は二つ目の「عيد الأضحى (イード・アル=アドハー)」というイードがあるので、その時にまた色々お話したいと思います^^
ちなみにイード・アル=アドハーの方が、イード・アル=フィトより大きいです。そのため別の言い方でよく、「العيد الكبير(イード・アル=ケビール:大きい祭)」「العيد الصغير(イード・アル=サギール:小さい祭)」と呼ぶこともあります。
また、イードはとてもおめでたいお祝いなので、イスラム世界のアラブ女性が「ザガリート」をしている声が聞こえてきそうですね!(笑)
マア・アッセレーマ♪