こんにちは、EcomのJuliaです。今日は、日本のここがスゴイと思う所を書いていくコーナー『ここがスゴイよ日本』の29回目です。
今日のテーマは、日本の「お風呂」です。日本のお風呂は、他の国から見るととてもユニークです。
まず、日本のお風呂はシャワーとバスタブが別々ですが、これはヨーロッパでは考えられません。シャワーのお湯が周りにかかることを気にしなくて大丈夫なんて、子供にはパラダイスだと思います。私もつい、はしゃいでしまいます!
ヨーロッパの家庭では、ユニットバスが普通です。シャワーに入っている間はトイレが使えなくなるので、私はいつも家族に「今からシャワー使うけど、トイレ大丈夫?」と聞いていました(笑)
また、バスタブは付いていてもシャワーだけで済ます場合が多いです。冬は寒いのでお湯に入ることもありますが、私のお父さんみたいに全く使わない人もいます(笑)
もしドイツでシャワーだけでなくお湯に入りたい時は、ユニットバスにお湯をためて、その中で体を洗います。だから1人がお風呂を使い終わったら、お湯は空にするのがマナーです。そのため日本のお風呂を知らない人は、日本人が家族で1つのお湯を使うと聞いたら「え、汚い!」と思うでしょう。本当は違いますけどね(笑)
あと私が驚いたのは、お風呂で使ったお湯を洗濯でも使うことです。それくらい日本のお風呂はキレイなんですね。これは、エコという意味でも良いことだと思います。
さらに日本のお風呂には、ハイテクなイメージがあります。以前の「ここスゴ」で日本のトイレについて書いた時にも出てきましたが、パネルで色々な操作ができるのは本当にスゴイです。「お風呂ができました!」とパネルから声が聞こえた時は、本当にびっくりしました…(笑)
他にもシャワーを浴びるための椅子や、お風呂の温度を下げないためのフタなど、色々な工夫がされていますよね。
日本人はお風呂が大好きなのも、これだけ広くて清潔でハイテクなお風呂を見たら、納得できます。ドイツ人にとっては面倒な、「duty」であるお風呂(シャワー)ですが、日本人にとってはリラックスできる大切な時間なんですね。
2 thoughts on “ユリアのここスゴ29回目:日本のお風呂がスゴイ”
日本の風呂(バスタブ)は、洗う場所ではないのですね。
洗うのは、洗い場で行い、風呂桶では身体を温めたり冷ましたりするのです。
身体を洗った後、冬は温かい湯でゆっくり身体を温め、夏はぬる湯や水風呂で身体を冷ます。夏冬の気温差の大きい日本ならではの発達だったのでしょうね。それに、火山国なので、温泉が各地で湧き、古代から温泉の医療効果が周知されて、湯治などが医療として定着していたことも、日本の風呂文化のこんていにありますね。
江戸時代は、火災の危険から、庶民の家では“内風呂”が禁止されていたので、公衆浴場である“銭湯”が発達しました。この事で、大衆が同じ浴場を使用することで、日本独特の連帯意識や道徳観が確立していった面もあります。老若男女が集まる安価な“銭湯”が、地域のコミュニティーに寄与したのです。
極言すれば、江戸時代の“銭湯文化”が、現代の日本人の精神の礎を形成したと言っても過言ではないでしょう。
“武士道”という精神も、江戸時代に幕府統治の封建体制の基本精神として確立されていった側面もあります。
江戸時代という時代は、現代日本の精神文化の基礎を築いた“エポックメイキング”な時代だったのですね。
FALKE 夏目 英明さん、
コメントどうもありがとうございました。
江戸時代のお風呂歴史もとても興味深いと思います。知りませんでした。
ドイツと日本のお風呂文化は大変異なっていますね。日本のお風呂だと、体を洗うより、ゆっくりするための方法の一つですね。ドイツの場合ももちろんリラックスのためですが、体も洗ってしまいます。