フランス語の名言、ことわざ『人参が煮えた』

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomフランス語のオルファです!Ca va?

今日のフランス語名文は諺というよりも、フランス人の間で大人気な言葉です!

映画にも頻繁に出るフレーズですので、ぜひ覚えていただきたいです。

 

第36回
Les Carottes sont cuites
(人参が煮えた)

「人参が煮えた!」ってフレーズ、聞いたことありますか?

一体どういう意味で、どんな場面で使えるのでしょうか?

例をいくつか出しますね。

Le voleur est cerné par la police, les carottes sont cuites.
(犯罪者が警官に囲まれています。人参が煮えたよ(年貢の納め時だよ)。)

 

Mes parents vont découvrir que je leur ai menti, les carottes sont cuites.
(もうそろそろ、両親が嘘を付いたことを明かしておくよ!人参が煮えたよ(バレちゃったね)。)

…どういう意味でしょうか?

フランスでは、昔から人参は「安価な野菜」と思われています。

Carottes(人参)自体に悪いイメージはありませんが、地味な状況や困っている状態などのイメージを表しています。

実は、「Les carottes sont cuites」は元々「死ぬ、亡くなる」という意味で使われていました。

少し砕けた言い方ですが「この人がそろそろ亡くなります」という意味で、今も使われています。

ただ、もう少し日常的に使う意味もあります。

それは

「もうばれちゃいました」

「困っていて解決方法がない、勝算はないです」

といった感じです。

否定的な意味で

「もうしょうがない、することが無い」

という意味を表現しています。

実はこのフレーズ、元々は暗号として戦争の時に使われていました。

第二次世界大戦の時、ロンドンのラジオからドイツの行動を迷わせるために暗号が使われていたのですが、

その中でこの”les carottes sont cuites. »(人参が煮えた)という言葉も使われていました!

皆さん、いかがでしたか?

やばいな、もうどうしようもないなと思った時は

[Les carottes sont cuites]と発言してみてくださいね^_^
Salut!

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