ドイツの面白い言葉:Schneckentempo(でんでん虫のスピード)

Julia Ecom(イーコム)

みなさん、お疲れ様です!Wie geht es Ihnen? Ecomのユリアです。
今日はドイツ語の面白いフレーズ17回目です。この言葉はあまり難しくないですが、ドイツに行ったらよく耳にする単語なので、是非みんなとシェアしたいと思います。
さて、その面白いドイツ語とは「das Schneckentemo」です。「die Schnecke」はでんでん虫、「das Tempo」はスピードという意味を持っています。そのため「das Schneckentempo」は「でんでん虫の出しているスピード」といった意味になりますね!

ドイツの面白い言葉:Schneckentempo(でんでん虫のスピード)

 

ですが「スピード」とは言っても、でんでん虫は動きがとても遅いですよね。一般的なでんでん虫は、1時間で2.5~4.5メートルしか進まないそうです。やはり、他の生き物と比べたら本当に「langsam」(遅い)虫だと言えます。

「das Schneckentempo」はその通り、何かが遅い時に怒りながら使う話し言葉です。
例えば車を運転している時に、前の車がとてもゆっくり走っていたら「Warum fährt das Auto vor mir in so einem Schneckentempo?!」(なぜ前の車はでんでん虫のスピードで走っているの?)と言うことができます。
他にも、ゆっくりした動作に対して使えます。例えばお母さんたちは朝忙しいのに、子供はゆっくり服を着て、朝ごはんもゆっくり食べています。すると、急いでいるお母さんは「Na los, nicht in so einem Schneckentempo!」(もう!こんなでんでん虫のスピードはやめてちょうだい!)と怒ります。
日本ではでんでん虫ではなく、牛に対して「langsam」(ゆっくり)のイメージを持っていますよね。日本では動きが遅い人に「牛歩」と言うことを知って驚きました。
「Schneckentempo」は可愛い言葉なので、言われても別に悪いとは思いません。でも、仲のいい友だちや家族以外にはあまり言わない方がいいと思います。

 

ドイツの面白い言葉:Schneckentempo(でんでん虫のスピード)

 

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