ドイツで車旅行中に退屈をしのぐための定番遊び3つ

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Hier ist Julia von Ecom.
私が小さな頃、家族でよくドイツ国内を車で旅行していました。5,6時間は車に乗るのですが。私は1時間しかたってないのに「いつ着くの?」「後どのぐらい?」「今どこ?」など何回も聞き続けて、両親をよく困らせました(笑)
その度に「まだまだだよ」とお母さんは答えていましたが、同じような質問をされて困っている人は日本にも大勢いると思います(笑)国に関わらず、車での旅行は子供たちにとって大退屈でしょう。
そんな時、ドイツのお母さんは子供の退屈を紛らわせるために使っているテクニックがあります。読書やビデオゲームも良い解決方法かもしれませんが、画面を見ると体調が悪くなってしまう子供は多いです。そこで道具も必要ないし、二人から遊べるドイツの旅行中の遊びを紹介したいと思います。

 

 

ドイツで車旅行中に退屈をしのぐための定番遊び3つ

 

その1:Das Automarken zählen(車のブランド数え)

車で旅行に行くと、一番目にするものは…もちろん車です!なので、車での旅に一番やりやすいゲームです。こちらのゲームは、外を走る車をブランドで分けて、一人ずつ時間内(例えば15分くらい)に自分の決めたブランド(例えばベンツやミツビシ、ルノーなど)の車が何台通るかを予想します。そして実際に通った数が、想像した数字と一番近い子供(あるいはご両親)が勝ちます。
ちなみにこのゲームで勝つための方法はあまり通らないブランドを選んで、1台か2台と予想することです。私はよく「Porsche(ポルシェ)0台!」と言っていました。ただ、0台の場合も多かったですね(笑)

 

その2:Nummernschild raten (ナンバープレートクイズ)

他にも車を使って遊ぶ方法があります。それは、ナンバープレートを使ったゲームです。このゲームには様々なバリエーションがあります。
ドイツのナンバープレートは町の略称にあたるアルファベットと、適当な数字でできています。
そこで、外を走っている車がどこから来たのかを予想します。たとえば私の実家ドレスデンの略称は“DD“になります。子供は“DD“のナンバープレートを見つけたら、それがどこの街から来たのかを「Düsseldorf?」「Darmstadt?」「Nein,Dresden!」のように繰り返します。実際その町が合っているかどうかは関係なくて、ただ頭を使ってDで始まる町を勉強することが目的です。もし正しいかどうか知りたかったら、両親に聞きます。
他にも、自分のイニシャルと同じ字が書いてあるナンバープレートを探す遊びもあります。例えば私はJuliaの“J“が入っているナンバープレートを探します。ちなみに“J“で始まる町はドイツにあまりなくて、いつも負けていました(泣)
アルファベットだけでなく、数字でも遊ぶことができます。最初に車の色を選んで(例えば赤)、その車が通る時にナンバープレートの数字を数えます。例えば【DD/XX2671】なら、2+6+7+1=16です。こうして計算を続けて、最初にピッタリ100になった人の勝ちです。

 

その3: Auf die Plätze – fertig – still!( 位置について、よーい、静か!)

最後に紹介したいのは、両親が喜ぶ遊びです!こちらのゲームの目的は、子供を静かにさせることです。両親に時計を見てもらい、「Auf die Plätze – fertig – still!」(位置について、よーい、静か!)という言葉を合図にして子供は黙ります。自分が1分たったと思ったタイミングで、腕を上げます。最後の子供が手を挙げるまで、みんな待たないといけません。そして、1分に一番近かった人の勝ちです。ずっとうるさく遊んでいる子供をちょっとでも静かにできるので、両親にとってこの遊びは良いですね。
私のお母さんは、子どもと一緒にこのゲームをする時、いつも「まだ1分たっていない」と、5分くらい待って周りを静かにさせていました。お母さんはいつだって賢いです!(笑)

 

皆さんもこれらのゲームを、家族で遊んでみてくださいね。きっと少しは退屈じゃなくなりますよ。

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