こんにちは。EcomのOlfaです!今日は、日本のここがスゴイと思う所を書いていくコーナー『ここがスゴイよ日本』の59回目です。
今日は、日本の「縁起」についてお話したいと思います。
日本では結婚式などで、縁起の良い日と悪い日で料金が変わることを知って、びっくりしました!調べてみたら、「大安」や「仏滅」などは中国に由来する習慣らしいですね。
また日本では毎朝、ほとんどのテレビ番組で占いを放送していますよね。星座、血液型、誕生日…レパートリーも豊富です。
フランスにも占いはありますが、テレビや雑誌には出てこないし、ほとんどの人はやったことがありません。また、「7」や「13」などは縁起が悪い数字だと言われていますが、皆あまり気にしませんね。(一応、奇数は全体的に縁起が悪いそうです。)
なぜなら、フランス人は縁起や運勢をほとんど信じていないからです。良くも悪くも「自分は独立している」という気持ちが強いので、「○○してはいけない」「○○すると良いことがある」といった、占いの結果や縁起には従わないで、むしろそれと反対の行動をすると思います(笑)
でも日本人は、縁起を気にするというよりも、それを楽しんでいるのかなと思います。
確かに「これをしたら、あなたの運は最高になる」と言われたら、その行動をするし、そしたら運が良くなった気がしてきて、ポジティブになれますよね!もしかしたら、私はフランス人よりも日本人に近い心を持っているのかもしれません(笑)
私は合気道を習っているのですが、先生がよく仰ることは「気を使うこと」です。自分と相手の「気」を利用して投げるようにと言われます。もちろん最初はよくわからなくて、周りの子たちと「気ってなんだろうね~?」と話していました。でも最近は少しずつ、「こんな感じなのかな」と思うようになりました。
縁起や「気」などの、目に見えない物を大事にするのは、日本らしい所だと思います。
それに対してフランスはもっと、理論的に言葉で説明して欲しいという気持ちが強いです。「気」は言葉で理解できないから、フランス人には少し難しいですね。縁起や運勢には理由がないから、信じる人も少ないです。
でもやっぱり、当たるかどうかはあまり関係ない気がします。例えば友達と「今年の運勢はどうかな~?」「良いことがありますように!」と話しながらおみくじを引くのは、それ自体が楽しいですよね。
日本人の縁起を大事にして、それを楽しむ心はとても素敵だと思いますよ^^