ドイツの名文、諺『輝けるもの必ずしも金ならず』

Julia Ecom(イーコム)Guten Tag! EcomのJuliaです。
最初はとても良さそうだったのに、実際に見たらがっかりしてしまうなんてこと、よくありますよね。最初の良い印象がただの思い違いだったことは、皆さんも経験したことがあると思います。
ドイツ語では、それを表すことわざがありますよ。

 

第38回
“Es ist nicht alles Gold, was glänzt.”
(輝けるもの必ずしも金ならず)

Gold

★意味★

「das Gold」(金)は世界中で一番価値の高い金属ですね。そのため誰でも金と聞くと、高いと思います。ですが実際は、金みたいな金属がたくさんあります。例えば黄色い銅はちょっと金に見えるかもしれませんが、金と比べると値段は何倍も安いです。金に見えることは、金というわけではありません。
これを一般的な意味に当てはめると、聞いていることや見ていることを簡単に信じてはいけないということです。何だか良さそうに見えても、詳しく調べてみたらただの嘘である場合も多いですよね。このフレーズは、様々な使い方があります。例えばある幸せそうなカップルが、急に別れたとします。

 

「Hast du das gehört? Lisa und Peter haben sich getrennt! Sie waren doch so glücklich!」(ね、聞いた?りさとペーターが別れたみたい!幸せそうだったのに!)
「Ja, aber Lisa soll einen Liebhaber gehabt haben. Es ist halt nicht alles Gold, was glänzt!」(うん。ただ、りさには浮気相手がいたみたい!『輝けるもの必ずしも金ならず』だね。)

 

物事をきちんと判断するためには、見た目だけではなく詳しく中身を確認する必要がありますよね。日本語でもこのような諺がありますか?

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2 thoughts on “ドイツの名文、諺『輝けるもの必ずしも金ならず』”