ドイツ語の名文、諺『学校のためではなく…』

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは、Ecomドイツ語のJuliaです。

みなさんは、小さい頃に受けた学校の授業をまだ覚えていますか?子供の時に「どうしてこんなこと習わなきゃいけないんだ」なんて思いませんでしたか?

私は「太陽の体積を計算で求めることができても、何も人生の役に立つことはない!」と思っていました。数学が嫌いだったからですね(笑)

色んな宿題が出るたびに「何のためにこれが必要なの?」とお母さんに聞いていました。そんな時、お母さんはよくこちらの名文を言ってきました。

 

第44回
「Nicht für die Schule, sondern für das Leben lernen wir.」

学校のためではなく、生きるために勉強している

ドイツ語の名文、諺 「Nicht für die Schule, sondern für das Leben lernen wir.」 学校のためではなく、生きるために勉強している

 

★意味★
「Nicht für die Schule, sondern für das Leben lernen wir.」を翻訳すると「私達は学校のためではなく、生きるために勉強している」という意味になります。

この文章には2つの意味があります。1つめは、上手く生きるためには学校の教育を大事にしないといけない、という意味です。

ですが、この名文が使われる場合は大体2つ目の意味です。それは「学校の試験で良い点が取れなくても、学校で学んだことは人生の役に立つ」ということです。試験で合格するために一所懸命勉強して、その甲斐あってなんとか合格できたとします。でも、その知識を生活に活かせなければ何の意味もありませんよね?なので、試験に失敗したとしても、その時に習ったテーマを本当に理解していれば何も心配いりません。「試験の勉強だけしてそれで終わり」ではなく、習ったことの中で面白いことや自分の将来の役に立ちそうなことを吸収することの方が大事ですよね。
だから、子供が試験で失敗して凹んでいる時にお母さんや先生はよく「Nicht für die Schule, sondern für das Leben lernen wir.」と言います。もちろん、勉強しなくていい!という意味の名文ではないので、気をつけてくださいね(笑)

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