フランス語の『影』を使った名文、諺まとめ(後編)

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecom@フランス語のオルファです。

今日は『影』を使ったフランス語のフレーズ紹介です。今回でラストになるので、頑張って使えるようになりましょう!

フランス語の『影』を使った名文、諺

◆その9:Avoir peur de son ombre(自分の影を怖がる)

これは、少し面白い表現です。すごく怖がりな人を指して、「怖がり過ぎて、自分の影も怖がっている」という意味で使います。理由がないのに怖がっている、いつも不安そうで落ち着かない人にも使います。少し相手を馬鹿にしたようなニュアンスがあります。[Il a même peur de son ombre…](彼は自分の影も怖い)と言えば、この人は全然勇気がない人です、と馬鹿にしたり、怒ったりという感情を表せます。

例:「N’aie pas peur de ton ombre !」(自分の影を怖がらないでよ!)(=大丈夫だから勇気を出して!)

◆その10:Courir après son ombre(自分の影を追いかける)

「Courir après son ombre」は、可能性の全く無いことをやろうとしている人に対して使います。明らかに無理なこと、絶対に達成できないことに時間や労力をかけている人は、自分の影を追いかける人です。

影を捕まえることは、誰にもできませんよね・また、自分の影は追いかけても逃げません。それはたしかに、時間とエネルギーのむだづかいですね。

例:「A vouloir sortir avec cette fille, il court après son ombre」(この女性と付き合おうとしているけど、それは自分の影を追いかけているね)

◆その11:Il y a une ombre au tableau.(絵に影がある)

最後は「絵に影がある」です。これは、どういうことでしょうか?普通、絵に影はできませんよね?つまりこれは、「変なことがある」、「異常、おかしい」という意味になります。

また「変」だけじゃなく、「残念」というネガティブな気持ちを表すこともあります。日本語の「玉に傷」と同じように、「良いことの中に少しだけ悪いことがある」というニュアンスですね。

例:「Il m’a raconté son histoire, mais il y a toujours une ombre au tableau」(話を聞きましたが、まだ絵に影があります。)

ハイ、フランス人の間に大人気の「影」を使った名文はいかがでしたか~?
”ombre”は神秘的な言葉ですから、ぜひ使ってみてくださいね^^
またね!

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