寒すぎて鬱になるウラルの夏

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Всем привет! みなさん、こんにちは。Ecomのユリヤです。
実は私は今、実家のある北海道に帰って来ています。私は元々蒸し暑いのが嫌いな北国愛好家なので、日本へ帰るのが楽しみな反面、蒸し暑い夏が待っているのかぁ(涙)という思いもありました。

しかし、今となっては帰ってきて良かったと本当に思います。だって、ペルミは今…15度しかないんですから(夜は8度位)…ははは
太陽が元気すぎるのも嫌だけど、全くないって言うのもねぇ…。

 

寒すぎて鬱になるウラルの夏
久しぶりの北海道を満喫しております☆

そう、ウラルの夏というのは、あまり夏らしくないのですよ。当然その年によって違うのですが、去年なんかは確か7月に0度近い気温の日がありました。しかもその前の6月は30度近くあったりと、気分がころころ変わるお天道様なのです。この点からも、以前に書いたように美白美人で有名なロシア女性が日焼けした肌を好む理由がわかりますね。彼女たちにとって小麦色の肌は、バカンスに行かないと手に入らないものですからね。

しかし、ロシアの通貨ルーブルの価値が下がってしまった今は、海外旅行もなかなかいけません。そこで皆、ロシアの南やクリミア半島まで電車か飛行機でゆき、そこで2週間ほど珍しき「夏」を味わい、北国ペルミへと帰るのです。

寒いだけならシベリアもあまり変わりませんが、シベリアは気温が低くても晴れる日が多いです。しかしウラル地方は(地学的なことはいまいちよくわかりませんが)ウラル山脈が雲を止めてしまうので、晴れている日は1年に30日ほどしかありません。いつもどんより↘とした空模様なんですね。

そのためかもしれませんが、ロシアの中でも鬱や自殺が多い地方として知られています。お天気一つで、人の心どころか命まで動かされていると思うと恐ろしいですね。

 

寒すぎて鬱になるウラルの夏
オフィスの窓から撮った写真です。ペルミは毎日こんなお天気です。。。

 

まあ、個人的にはそういうどんよりお天気もなかなかロマンチックで嫌いではないですよ。ドストエフスキーの世界のような、未知の何かが空の向こうにいる気がするというか、なんとも説明に困る気持ちなのですが、とにかくこうして文字を書くペンが進む気候なのです、ペルミは。

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