面白いことを言わないと貰えない!? 红包のルール(後編)

こんにちは。イーコム中国語ネットです。

今日は年初五です。大部分の会社やお店はそろそろ仕事を再開します。
今まで红包に関係する話を何回かしてきましたが、今回は最後のお話をします。

中国の旧暦正月 红包のルール(後編)中国に在住の方(特に結婚していない方)は、红包をもらう時にどう返事すればいいか知らないと大変です。また、春貼に書いてある言葉は覚えていますか?普通は覚えていないですけどね(笑)
「心想事成」「万事胜意」「如意吉祥」「年年有余」「财源广进」「身体健康」「龙马精神」などが春貼には使われています。これらの言葉や、それをよりカジュアルにした話し言葉が、红包をもらう時に使えます。
その中でも特に、“心想事成” [xīn xiǎng shì chéng]と“身体健康”[shēn tǐ jiàn kāng]がよく使われています。特に年を取っている人に“身体健康”を使うことはとても多いです。女性なら、“青春常驻”[qīng chūn cháng zhù]も良いですね。
もちろん、カジュアルに話してもOKです。どのぐらい時間があるかで、お礼の長さも変わりますね。
中国の旧暦正月 红包のルール(後編)また会社では“讨红包大军”(広東語だと”逗利是大軍”)という習慣があります。これは红包(利是)を貰いに行くことです。もちろん会社の文化によって違いますが、ほとんどの会社では、”扫楼”と呼ばれる結婚していない社員が列になって、社内の色々なフロアに挨拶をしに行きます。そしてそこで結婚している社員に、一人ずつ“讨红包”していきます。これがあると、社内はすごく賑やかになりますよ!その時はお互いに、短い挨拶をします。例えば“心想事成”でもいいし、「もっと稼げるように。」や、红包をあげる方は「早く結婚して!」なども面白いですね。

また以前お話したように、春节の初一と初二は家族と親戚にたくさん会います。一般的に、家に入る時には红包をまだあげません。挨拶や話の後、または食事の後にあげます。そうすればゆっくり“讨红包”できます。会社とかよりも長くて、しっかりと挨拶をして红包を貰います。例えばこんな感じですね。

お父さんへ: “祝你一杆入洞, 少劳多得, 日日开开心心!!”
(ゴルフでホールインワンできるように。少しの労働で、たくさんお金が貰えますように。毎日楽しく過ごせるように!)
お母さんへ: “祝你减肥成功, 上班不用生气, 全年靓爆镜!!”
(ダイエット成功しますように。仕事で怒ることがないように。今年もずっと、鏡も驚く程の綺麗さが保てるように!)

こんな風なことを言ってから、红包を貰います。一番大切なのは、皆が嬉しくなることです。
皆さんも、もし“讨红包”する相手がいたら試してみてくださいね!

さて、この3週間は毎日旧暦新年の特集をしていましたが、残りもあと2回になりました。

次回は明後日の木曜日に更新するので、お楽しみに♪

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