こんにちは、EcomのOlfaです。
今日は先週の続きで、チュニジア・ジェルバ島の近くにある「漁師の村」ケルケナ島を紹介したいと思います!
前回は、ケルケナ人が自分たちで海を持ち、男性はみんな漁に関わる仕事をすることをお話しましたね。そんなケルケナ人は、特にタコの釣りで有名です。そもそも、アラブ人の視点から見るとタコを食べること自体が珍しいです。
彼らは、タコの特別な釣り方を発見しました。それは「ガルグレット」という地中海の人が使う壺で、タコを掴むという方法です。面白いでしょう?
これはケルケナ固有の伝統的な釣り方で、毎日漁師たちに使われ続けています。この壺は、タコが入るともう出られないように工夫されているので、簡単に釣れるそうです。
ちなみに、ケルケナ島の住民の食べ物の大半は、その日に釣った海のものですよ!なので、本土のチュニジア人よりもいっぱい魚を食べているし、調理方法も色々あります。もちろん日本人のように、タコやイカも食べますよ。自分たちでとったタコは美味しそうですね^_^
ただ一般的なアラブ人は、タコとイカはちょっと苦手かな~(笑)
最後に、写真の小船もご覧になってください。こちらは実は、チュニジアの船ではありません。この珍しい形は、大昔のエジプトで使われていた特別な船なんです。「フルカفلوكة」(日本語:フェラッカ)という名前の、ナイル川用の小船でした。
ただ、大昔にケルケナ人がエジプト人のアイデアを拝借して、ケルケナ用のフルカを作りました。もうエジプト式とは言わず、ケルケナ式になってしまいましたけどね(笑)
ケルケナ島の紹介は以上になります。皆さん、いかがでしたか?
ちなみに、19世紀のフランス人作家François-René de Chateaubriand(フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン)はケルケナ島に滞在した時に「今まで見てきた全ての中東の地域の中で、一番礼儀正しい民族だと感じた」という感想を残しています。
ぜひ皆さんも、今のうちにケルケナ島へ行ってみてくださいね♪