Ecomのユリアです。Guten Tag, ihr Lieben.
最近は「グローバル化」という言葉をよく耳にしますが、そうは言ってもまだまだ、それぞれの国ごとに異なる言葉、習慣、価値観があって、世界がsimpleになることはありえませんよね。海外に行ったら、違和感があるのは当たり前のことだと思います。
ドイツは9つの国に囲まれているので、日本よりも異文化の影響を大きく受けていると思います。今日は、そんな環境で暮らしてきたドイツ人のフレーズを紹介します!
第12回
「Andere Länder, andere Sitten.」
(他の国々、他の習慣)
★意味★:
基本的には、日本語の「郷に入っては、郷に従え。」と似ています。ですが、こちらのフレーズにはもっと広い意味があると感じます。
「Andere Länder, andere Sitten.」当たり前のことですが、国によって習慣や価値観は違っています。自分が今まで経験してきた価値観といくら異なっていても、海外ではその習慣が普通だから、良いか悪いかは関係なく、違う国の異なった習慣を受け入れることが大切だということです。ドイツと他のヨーロッパの国を比べて、そんなに大きくは異なっていないと思う人は多いでしょう。でも、そんな風に「ヨーロッパ文化は大体一緒」だと思っていると、カルチャーショックを受けますよ!また、「異なっている」と感じることと、それを受け入れることの二つには大きな差がありますね。私は日本に来る前に、ドイツと日本の文化が全然違うことは勉強して分かっていたので、日本の習慣や価値観に対して心の準備ができていたと思います。それでも、びっくりすることが多かったです!
海外の暮らしに慣れるためには言葉だけでなく、その国の習慣を理解することがとても役に立つと思います。皆さんにも心からドイツを楽しんでもらいたいので、言葉だけではなく、文化も理解していただきたいです。
ということで、これからのブログも欠かさずにチェックしてくださいね(笑)
2 thoughts on “ドイツの名文、諺『他の国々、他の習慣』”
「郷に入りては郷に従え」、無用な軋轢を避ける先人たちの知恵ですね。Andere Länder, andere Sittenもこの知恵の結果なのでしょう。
さて、これに似た諺で「所変われば品変わる」というのもあります。私には、Andere Länder, andere Sittenはこちらの意味に近いような印象があります。ドイツを含め、幾度となく欧州を旅行しましたが、ほんの数時間列車で移動しただけで、話す言葉がからりと変わり、人々の表情や態度が変わり、食べ物が変わり、街の色合いが変わる様は、まさにジグソーパズルの中に居たようでした。
言葉は、その国、その地域の文化、ひいては物の考え方を理解するための、非常に重要で有用なものだと思います。日常の様々な物事の捉え方にも、違いがあって面白いものです。
例えば「手袋」。日本語では、「手に被せる袋状のもの」といった意味です。ドイツ語では、Handschuh、手に履く靴といったところでしょうか。日本語もドイツ語も、手に何かを被せる、あるいは履くという見方で共通しています。ところが、英語ではglove。専用の言葉があるのですね。このことには、何か別の見方があると思うのですが、私には分りません。
このように、言葉を手掛かりに、物の味方・考え方を推理してみるだけでも、他国の文化を理解する糸口が見つけられるのではないかと思います。
Steinschwarzさん、コメントどうもありがとうございます!
Andere Länder, andere Sittenは「郷に入りては郷に従え」になると思いましたが、 Steinschwarzさんが教えて下さった「所変われば品変わる」にも翻訳ができると思います。
外国に行けば、そちらの言葉や文化などを経験することはとてもおもしろいことですね。どうして日本語の手袋はドイツ語でHandschuhになるかについて考えたことがありませんが、週間の違いためでしょうね。 外国語を勉強する時にそのような考え方の違いを見つかることはとても楽しいことだと思います。最初外国語を勉強する時には、単語ひとつずつを習ってしまいますが、その後どんどん本当の意味が理解することは最高です! 例えば日本語の「よろしくお願いします」あるいは、「お疲れ様です」はドイツ語で全然翻訳が出来なくても、日本人の考え方を理解するようになって、直訳をしなくても意味が通じます。
外国ではなくても、ドイツ中に旅行をしても、私がたまにドイツのなかでも仕草や言葉が異文化に感じて、違和感をしていますけどね。