今日でドイツの面白い言葉を紹介するのは、6回目になりますね!
さて、今回は「Der Spargeltarzan」(アスパラガスのターザン)というフレーズです。ちょっとイメージしにくいですか?実際、Spargel(アスパラガス)が好きかどうかは、あまり関係ないです。「Der Spargeltarzan」は、子供に美味しく野菜を食べさせる主人公なのでしょうか?
「Der Spargeltarzan」は人に対する呼称ですが、野菜を食べる人ではないです。そうではなく、アスパラガスのような「見た目」をあらわしています。以前このブログでお話しましたが、ドイツでは白いアスパラガスがメインです。なので、アスパラガスといえばとても細い、長い、青白い野菜ですね。
ドイツ語のDer Spargeltarzan(アスパラガスのターザン)は体が細い、筋肉が余りない、すらっとした男性を説明する話し言葉です。Tarzanのイメージは筋肉のよくついた強い男のイメージですが、それとは反対ですね。この2つのイメージを使うことで、ひょろひょろした人のことを皮肉っています。
このように説明すると「Der Spargeltarzan」はちょっと失礼な言葉だと思われてしまうかもしれません。ですが、実はこの単語は親しみを込めて使われています。
個人的な話になりますが、私の14歳の弟も「Der Spargeltarzan」です。背が高いですが大人ではないので、まだまだ細いです。彼自身は自分がもう大人だと思っているけどね(笑)彼のような男性は”Spargeltarzan”(アスパラガスのターザン)と言われています。
女性に対してこの単語は使えません。細くて肉がついていない女性は「Bohnenstange」(=インゲンの棒)と言われています。ドイツ人は野菜が好きですね(笑)