ドイツ語面白フレーズ:Mit Seidenhandschuhen anfassen (シルクの手袋で触る)

みんなさん、Guten Tag! お元気ですか?ドイツ語の面白い慣用句のコーナーへよこうそ! 今日紹介したいフレーズはドイツ人がよく使うものなので、ぜひ使ってみてくくださいね。
今日は「Mit Seidenhandschuhen anfassen」です。

直訳:シルクの手袋で触る
意味:気を付けて扱う・注意深く扱う

「Der Handschuh」は「手袋」で、「die Seide」はシルクで、「der Seidenhandschuh」はシルクでできた手袋との意味です。「mit」は「で、として」、「anfassen」は「触る」です。
結果、「mit Seidenhandschuhen anfassen」は「シルクの手袋で触る」との意味になります。シルクは皆さんも知っているように、一般的な手袋の布ではないですね。
一般に、割れやすい、価値が高いものを触るときにつけるものの一つです。博物館で大事な遺物を扱うときに、たまに目にしますね。 昔には、お金の持ちに家にはバトラーが働いていて、いつもシルクの手袋を使っていました。銀製の皿を触るときなど、手の油で指紋など残さないように、家の中で埃をすぐ見つけられるように、シルクの手袋をする機会がありました。
バトラーは高価なものの扱いしないといけなくて、丁寧な扱い方しないとだめでした。 そのため、シルク袋をつけようとする時は、今から大切なものを触るとの意味でした。
ですので、人間に対しても優しく、気をつけて扱う必要がある時に、Mit Seidenhandschuhen anfassen (シルクの手袋で触る)が使われています。
例えば、ある人は最近へこんでいて、気分が弱くなった時、特別な注意をもって扱う必要があります。

こちらの例を見てみましょう;
A: Weißt du, was mit Anna los ist? Sie war plötzlich sauer auf mich.
(ね、Annaちゃんがどうしちゃったか分かる? 急に怒られちゃって。。。)
B: Sie hat sich gerade von ihrem Freund getrennt und ist ein bisschen deprimiert. Du solltest sie mit Seidenhandschuhen anfassen.
(彼氏と別れたばかり見たい。だから、ちょっとへこんでいるんだよ。シルクの手袋をして、触ったほうがいいかも (=優しく扱ったほうがいい))
A: Okay, ich werde nicht so streng zu ihr sein.
(わかった。あまり厳しくないようにしておく)

こちらの例文のなかには、Annaさんがへこんでいるので、特別な扱いが必要になりました。 彼女を傷つけないようにシルクの手袋をすればいいとBさんがアドバイスをしていま。)

ちなみに、ネガティブな捉え方をする場合にも使えますよ。ある人の過保護するときにも
「Du solltest ihn nicht mit Seidenhandschuhen anfassen」
(彼をシルクの手袋をして、触らないほうがいいです)が言えます。もうちょっと厳しく、強く扱えばいいとの意味になりますね。

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